★ t検定と相関分析、の結果の解釈について ★

 255 t検定と相関分析、の結果の解釈について  Z  2001/11/22 (木) 01:48
  257 Re: t検定と相関分析、の結果の解釈について  名無しさん  2001/11/22 (木) 10:55
   258 Re^2: t検定と相関分析、の結果の解釈について  Z  2001/11/22 (木) 11:55


255. t検定と相関分析、の結果の解釈について  Z  2001/11/22 (木) 01:48
初めまして。お答えいただけますか。僕は、A、Bという2つの変数間の関連を調べる研究をしています。そこで、Bを従属変数とし、Aの尺度得点を上位群と下位群に分け、B尺度得点で平均値の差の検定を行いました。(A,Bそれぞれの下位尺度を組み合わせて同様に数パターン行いました) また別に、N全体でA、B間の相関係数も下位尺度ごとに算出しました。有意であったものを調べた結果、2つは類似していますが異なる点も見受けられます。
Aの、Bに与える影響を調べる研究で、どちらの結果も採用して考察していきたいと考えていますが、効率のよい解釈はどのように行うべきでしょうか。 よろしくお願いします。

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257. Re: t検定と相関分析、の結果の解釈について  名無しさん  2001/11/22 (木) 10:55
> Bを従属変数とし、Aの尺度得点を上位群と下位群に分け、B尺度得点で平均値の差の検定を行いました。

このような方法においては,上位群と下位群をどのように分けるかによっても結果が違ってきますし,そもそも分け方に客観的な基準がないのが問題です。
もっと基本的にはこのように2群に分けると情報の質が低下することです。たとえば,上位群が20点から30点のものというように分けると,20点のものも30点のものも同様に取り扱うことになるわけです。では,これをさけるとすると,たとえば,上位,中位,下位の3群に分けるとか言うことになりますが,じゃあ,4群に分けろよ,とか10群に分ければ?等というように際限がないことになります。その行き着くところはk個の相異なる観察値があればk群に分けるということですが,そうなるともはやそれは,元のデータをそのまま取り扱うことに他ならないのです。

こんな風に考えると,相関分析が最も良さそうです。

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258. Re^2: t検定と相関分析、の結果の解釈について  Z  2001/11/22 (木) 11:55
> このような方法においては,上位群と下位群をどのように分けるかによっても結果が違ってきますし,そもそも分け方に客観的な基準がないのが問題です。
> もっと基本的にはこのように2群に分けると情報の質が低下することです。たとえば,上位群が20点から30点のものというように分けると,20点のものも30点のものも同様に取り扱うことになるわけです。
・名無しさんありがとうございます。 僕も、そのように思ってはいました。(上位群なら上位群の点すべてを同様に取り扱ってしまうということ)ですが、調べたいことはA傾向の強さがB傾向の強さにどのように影響するかということで、上位群と下位群に分けることで、中程度の点の者を省き、A傾向のとりわけ強い者・とりわけ弱い者ではB傾向にこれほどの違いが見られる、ということもあるので、それにはt検定ならば、と考えてしまうのです。なお、群分けはそれぞれ 平均点+(-) 標準偏差(正規分布の両端15.8%)で行いました。どうでしょうか。

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