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 69 アーカイブされた記事へのコメント  青木繁伸  2000/03/01 (水) 15:00
  70 Re: アーカイブされた記事へのコメント  青木繁伸  2000/03/01 (水) 15:23


69. アーカイブされた記事へのコメント  青木繁伸  2000/03/01 (水) 15:00
「サンプルサイズについて」
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/arc006/387.html

> 標準化効果量が1.0を越えることはないのか

言及されている本をたまたま(?)入手しました。

ここでいっている「標準化効果量」は,Glass の effect size g になりますね。
これは不偏ではないので,effect size d も定義されますが,
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/meta-analysis/meta-analysis-4.html

Glass, G. V. (1976). Primary, secondary and meta-analysis of research.
Educational Researcher, 10, 3-8.

いずれであっても,
Cohen は効果の大きさを small(0.2),medium(0.5),large(0.8) としています。

Cohen 1988 Statistical power analysis for the behavioral sciences. 2nd ed. LEA

一般的にはこの値が1を越えるような場合はあまりないということではあるでしょうが,理論的には上限というのはありませんね。

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70. Re: アーカイブされた記事へのコメント  青木繁伸  2000/03/01 (水) 15:23
Stephen B. Hulley, Steven R. Cummings
Designing Clinical Research - An Epidemiologic Approach -
木原正博監訳
医学的研究のデザイン
メディカル・サイエンス・インターナショナル

ですね。
この227ページにある式ですが,これは
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/SampleSize/ttest.html
の一般式ですね。上記 URL中の式のδがE,σがSに対応している訳です。
各群のサンプルサイズの割合をq1=q2とすれば同じになります。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/JavaScript/sample-size.html
の右下のパネル「二群の平均値の差の検定」というところで,
検出する平均値の差として 5(すなわち E=δ=5)
母分散の概数として 625(すなわち標準偏差 S=σ=25)
有意水準(α)として 0.05
検出力として0.8(β=0.2)
により計算される
両側検定標本サイズ= 393
となるのが,13-A表のE/S=0.25の行の右から4列目の数値393に対応しているわけです。

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