★ もやもやするもやもやようご ★

 298 もやもやするもやもやようご  沖 崇太郎  1999/12/21 (火) 12:06
  299 Re: もやもやするもやもやようご  青木繁伸  1999/12/21 (火) 13:50
   310 Re^2: もやもやするもやもやようご  沖 崇太郎  1999/12/22 (水) 13:38


298. もやもやするもやもやようご  沖 崇太郎  1999/12/21 (火) 12:06
初めまして沖 崇太郎と申します
職業柄試薬や症例の検討などで統計処理にそちらのホームページをよく利用しております。

さて,統計学の事について質問ですが,よく統計学に”対応のある”とか”対応がない”とかという言葉が出てきまが,例えば試薬Aと試薬Bとの違いを調べるとして試薬Aと試薬Bの効果の度合いを比較したい場合,試薬Aと試薬Bは測って出てくるものは同じでも試薬の成分は全く違うので対応がなさそうで,試薬Aから見ると試薬Bの値は試薬Aに対して+αを付け加えたものだから対応があるような感じでなにかはっきりしません。具体的にはどういったようなものを”対応のある”とか”対応がない”というのかご教授願えないでしょうか?

     [このページのトップへ]


299. Re: もやもやするもやもやようご  青木繁伸  1999/12/21 (火) 13:50
> 例えば試薬Aと試薬Bとの違いを調べるとして試薬Aと試薬Bの効果の度合いを比較したい場合,試薬Aと試薬Bは測って出てくるものは同じでも試薬の成分は全く違うので対応がなさそうで,試薬Aから見ると試薬Bの値は試薬Aに対して+αを付け加えたものだから対応があるような感じでなにかはっきりしません。

対応のあるなしはそういうことではなくて,例を借りて説明すれば,

同じ被検者に試薬Aと試薬Bを投与してその効果の差をみるのが「対応のある場合」

「独立な二標本」を設定し,一方の被検者群に試薬A,他方の被検者群に試薬Bを投与してその効果の差をみるのが「対応のない場合」

ということです。
====================

これ以上はいわない方がいいかもしれないですが,「一方の被検者群に試薬A,他方の被検者群に試薬Bを投与」というとき,臨床試験では,両方の標本を全く独立にとるのではなく,性,年齢などで「マッチング」するのが普通です。こうなると,「対応のある場合」と見なすことになります。

     [このページのトップへ]


310. Re^2: もやもやするもやもやようご  沖 崇太郎  1999/12/22 (水) 13:38
> 対応のあるなしはそういうことではなくて,例を借りて説明すれば,
>
> 同じ被検者に試薬Aと試薬Bを投与してその効果の差をみるのが「対応のある場合」
>
> 「独立な二標本」を設定し,一方の被検者群に試薬A,他方の被検者群に試薬Bを投与してその効果の差をみるのが「対応のない場合」
>
> ということです。
> ====================
なるほど
これでタイトルの”もやもやしたようご”が一つはっきりしました
どうも有り難うございました
でも統計学の用語ってどこか曖昧で間違った解釈しても
それなりの答えが出てきちゃうので困ります
算数のように検算みたいなものがあればいいなと思うのは私だけでしょうか

     [このページのトップへ]


● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 004 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る