★ 分散分析の寄与率 ★

 222 分散分析の寄与率  ura  1999/12/08 (水) 22:05
  228 Re: 分散分析の寄与率  堀 啓造  1999/12/09 (木) 04:47
   237 Re^2: 分散分析の寄与率  ura  1999/12/10 (金) 14:40


222. 分散分析の寄与率  ura  1999/12/08 (水) 22:05
以前にも同じことについてのコメントがありましたが,私の手元にある論文でも,2要因分散分析結果として各要因の寄与率が書かれています。

どうやら,数値から考えると“1つの要因の平方和/平方和の総和”であるようなのですが,これであっているでしょうか?
交互作用のところの平方和の扱いはどうするのでしょうか。

ご存知の方がいらっしゃいましたら,よろしくお願いします。

     [このページのトップへ]


228. Re: 分散分析の寄与率  堀 啓造  1999/12/09 (木) 04:47
> どうやら,数値から考えると“1つの要因の平方和/平方和の総和”であるようなのですが,交互作用のところの平方和の扱いはどうするのでしょうか。

もし,そうなら,それは重相関係数の2乗を使っていることになります。
R^2 ですね。
   SSA
R^2=--------
   SST

ということになります。交互作用の項も同様に求めるといいことになります。
 SSAxB
-----------
 SST

ですね。このあたりの説明は

Pedhazur,E.J.(1997).Multiple regression in behavioral research.(3rd ed.) Harcourt.

がいいかな。重回帰分析の考えからきています。相関のないコーディングをしているなら成立します。

えーと,交互作用の平方和に言及している理由はなんでしょう?

パッケージの出力では何か問題がありましたか?それとも,type 1,2,3 の問題ですか。


しかし,この指標の大きさはきちんと評価できないものです。

Cohen の使っている意味での
small ω^2 =0.01
medium ω^2 =0.06
large ω^2>=0.15

ですが,R^2ではそれより大きな値としてでます。とG.Keppel(1991)は指摘しています。

分散分析の本では寄与率の考え方は評価が低いです。

     [このページのトップへ]


237. Re^2: 分散分析の寄与率  ura  1999/12/10 (金) 14:40
ありがとうございました!

> えーと,交互作用の平方和に言及している理由はなんでしょう?

私は,いういうことに関して初心者なので,分子をSSA+SSA×Bにするのか,など考えてしまっていました。冷静に考えてみれば,確かに片方の要因の寄与率を出したのだから交互作用の部分を足さなくてもいいんですよね。

> 分散分析の本では寄与率の考え方は評価が低いです。

そのために,分散分析から寄与率を出す方法が一般的な本にのってないのですね。

     [このページのトップへ]


● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 004 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る