★ 測定値の変化の有意性の検定方法について ★

 118 測定値の変化の有意性の検定方法について  左山 幹雄  1999/11/25 (木) 14:03
  119 Re: 測定値の変化の有意性の検定方法について  青木繁伸  1999/11/25 (木) 15:29


118. 測定値の変化の有意性の検定方法について  左山 幹雄  1999/11/25 (木) 14:03
センサーである物質の濃度の空間分布を測定しています。空間座標をZn,物質の濃度をCnで表します。濃度Cnは,空間のある位置Zn*で有意に変化し始めることがわかっています。Z0からZn*-1までは,濃度は平均値m,標本標準偏差sの正規分布をすると仮定できることにします。測定結果から,Zn*の位置を統計的に決定する方法について教えて下さい。このような目的に,スミルノフ・グラッブス検定を使用するのは正しいのでしょうか?

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119. Re: 測定値の変化の有意性の検定方法について  青木繁伸  1999/11/25 (木) 15:29
> 濃度Cnは,空間のある位置Zn*で有意に変化し始めることがわかっています。
> Z0からZn*-1までは,濃度は平均値m,標本標準偏差sの正規分布をすると仮定できることにします。測定結果から,Zn*の位置を統計的に決定する方法について教えて下さい。

直接の答えではないので,参考になるかどうかわかりませんが

医学や心理学の分野で「閾値」を探すことがあります。「反応」は「閾値」に達するまでは生じず,「閾値」を越えると発生します。刺激をx,反応を y,閾値を α とすると,
x ≦ α のとき y = constant
x > α のとき y = constant+f(x-α)
関数 f は直線の場合も曲線の場合もあります。f が直線の場合を「ホッケースティック・モデル」と呼んだりします。ホッケーの玉を打つところを水平に置くと,手で握る柄の部分が斜めになるからこのように呼ばれます。
閾値 αを求めるには,αを変化させてxの全変閾に対して予測誤差(残差)が最も小さくなるときのαを求めればよいことになります。

上の URL に示した「二本の直線による折れ線回帰」も参考になるかと思います。
「使用例」にあるデータは二本の直線モデルにあてはめられるというものです。

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