★ 因子分析に使用する相関行列は必ず積率? ★
102 因子分析に使用する相関行列は必ず積率? 前田啓朗 1999/11/24 (水) 02:44
106 Re: 因子分析に使用する相関行列は必ず積率? 堀 啓造 1999/11/24 (水) 03:53
108 Re^2: 因子分析に使用する相関行列は必ず積率? 前田啓朗 1999/11/24 (水) 04:27
102. 因子分析に使用する相関行列は必ず積率? 前田啓朗 1999/11/24 (水) 02:44 |
疑問に思ったのですが,5件法などで得られたアンケート回答などの順序のあるカテゴリーデータとして得られたいくつかの観測変数を用いて因子分析を行う場合,カテゴリー数が5を超えれば積率相関係数を求めて因子分析を行うことをおおむねよしとする(萩生田・繁桝 1996)ようですが,
質問: 順位相関係数の相関行列をもとに因子分析を行うことは妥当でしょうか。
因子分析で用いる観測変数は間隔尺度以上でしょうから,順序尺度データを扱う場合には積率相関係数行列ではなく順位相関係数行列を用いるほうがしっくりくるなあと感じたのですが,手許にある書籍ではこのことに関して言及がありません。
言及がないということは全く見当違いの質問であるかもしれませんが,よろしくお願い致します。
参考
萩生田伸子・繁桝算男. 1996. 「順序付きカテゴリカルデータへの因子分析の適用に関するいくつかの注意点」 『心理学研究』 67/1:1-8. |
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106. Re: 因子分析に使用する相関行列は必ず積率? 堀 啓造 1999/11/24 (水) 03:53 |
> 質問: 順位相関係数の相関行列をもとに因子分析を行うことは妥当でしょうか。
順位相関にすると,どんな利点があるというのでしょうか?
例えば,2値型のときの順位相関とスピアマンの相関でどんな違いがあるの。
3値のときは?
本来の,順位相関のメリットはもっと大きな値があったりするときでは。
同じデータを分析してみてはどうでしょう。
その次に考えることは,順位相関がもし有意にスピアマンの相関と異なったとしても,それが,因子分析の前提に合ったものですか? |
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108. Re^2: 因子分析に使用する相関行列は必ず積率? 前田啓朗 1999/11/24 (水) 04:27 |
早速のご回答,ありがとうございます。
> 順位相関にすると,どんな利点があるというのでしょうか?
> 例えば,2値型のときの順位相関とスピアマンの相関でどんな違いがあるの。
> 3値のときは?
>
> その次に考えることは,順位相関がもし有意にスピアマンの相関と異なったとしても,それが,因子分析の前提に合ったものですか?
すっと疑問が晴れました。
1)最も基本的には分析の前提(モデル,でしょうか)を無視してはいけない。
2)前提に合うようなデータであれば積率相関であろうが順位相関であろうが結果は大差ないはずである。
以上のように理解しました。
おかしいようでしたらまたご指摘ください。
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