★ 同じ生徒がそれぞれ2つのデータを出す場合の検定について ★

 98 同じ生徒がそれぞれ2つのデータを出す場合の検定について  fal  1999/11/23 (火) 05:55
  101 Re: 同じ生徒がそれぞれ2つのデータを出す場合の検定について  堀 啓造  1999/11/24 (水) 00:17
   109 Re^2: 同じ生徒がそれぞれ2つのデータを出す場合の検定について  fal  1999/11/24 (水) 04:31
    110 Re^3: 同じ生徒がそれぞれ2つのデータを出す場合の検定について  fal  1999/11/24 (水) 04:38
     111 Re^4: 同じ生徒がそれぞれ2つのデータを出す場合の検定について  堀 啓造  1999/11/24 (水) 09:02
      116 Re^5: 同じ生徒がそれぞれ2つのデータを出す場合の検定について  fal  1999/11/25 (木) 00:05


98. 同じ生徒がそれぞれ2つのデータを出す場合の検定について  fal  1999/11/23 (火) 05:55
超基本的な質問だと思うんですが,
1年1組の学生30人と2組の生徒40にある作業テストをやらせる時,それぞれの生徒に同じテストを2回ずつやらせて,クラスによって成績に差があるのか検定したいときに,単純に観察数で検定するとN=60,80と倍にになってしまいます。でも2個の観察は一人の人に属する分けですからこういうやり方は間違ってますよね?このような場合にはどのようにして検定したらよろしいのでしょうか?よろしくお願いします。

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101. Re: 同じ生徒がそれぞれ2つのデータを出す場合の検定について  堀 啓造  1999/11/24 (水) 00:17
> 1年1組の学生30人と2組の生徒40にある作業テストをやらせる時,それぞれの生徒に同じテストを2回ずつやらせて,クラスによって成績に差があるのか検定したいときに,単純に観察数で検定するとN=60,80と倍にになってしまいます。でも2個の観察は一人の人に属する分けですからこういうやり方は間違ってますよね?このような場合にはどのようにして検定したらよろしいのでしょうか?よろしくお願いします。

あんまり基本的ではないので,明確にしてください。
(1)作業テストは同一ですか。
(2)どのようなときにクラスに差があると考えるのですか。
例えば,個人の得点は合計点または平均点でいいのですか。
それとも,2つのテストを別々に考えて,それでも差があると考えるのですか?

そのテストは正規分布していると仮定していいのですか。

前提と明確な仮説がなければテストは出来ません。

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109. Re^2: 同じ生徒がそれぞれ2つのデータを出す場合の検定について  fal  1999/11/24 (水) 04:31
ご回答ありがとうございます
たとえ話の方が理解しやすいかと思ったのですが,実を言うとけっこう複雑なことをやろうとしていまして,つまり2種類の被験者(上級者A10名,初心者B10名)にある作業能力テスト(テストそのものはすべていっしょです)をやらせてそれを解決する速度の違いをそれぞれ異なる要因下で計測します。要因とは,提示される問題の解像度(要因αが3段階(良,普通,悪い)に変化する)です。調べたいことは上級者と初心者ではどのようにα要因が点数に影響があるのかということです。つまりα要因の改善によっては,上級者と,初心者のデータの向上は変わらないという前提(NULL 仮説)を検定します。恐らく上級者の方は経験により要因を改善しようがしまいが結果に影響はないが初心者はけっこう影響を受けるのだろうという前提を持っています。
つづく(文字数オーバー)

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110. Re^3: 同じ生徒がそれぞれ2つのデータを出す場合の検定について  fal  1999/11/24 (水) 04:38
データはそれぞれの被験者に,異なる解像度α(3種類)について,それぞれ2回ずつ,練習効果を考え被験者毎にランダムに取りました(つまり6このデータをランダムに)。
取ったデータを要因毎にわけて(すなわち解像度が良い,普通,悪い,それぞれ一人2個でグループ全体で一つの要因に計20個のデータ群),解像度の違うデータ間にtーテスト,および分散分析をしました。また初心者と上級者の同じ要因間にも検定を実施しました。また初心者と上級者毎のデータをそれぞれまとめて分散分析(1元配置)もしました。その結果は初心者のグループで,解像度の良い場合と悪い場合の間のt検定でのみpの値が0。04で0。05以下でした。そしてすべての要因の列をまとめて分散分析したところ初心者でpの値が0。02ぐらいでした。問題はその時にすべてをひっくるめてn=20で分析するのは,2つのデータが一人に属するという事実を無視しているような気がしたので,質問致しました。つまりその2つのデータは対になってる訳ですよね?合計ではなく平均点でやるのがいいのだろうと思いますが良く分かりませんでした。このテストは正規分布していると仮定しています。

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111. Re^4: 同じ生徒がそれぞれ2つのデータを出す場合の検定について  堀 啓造  1999/11/24 (水) 09:02
元の質問の意味は,repeated をどう捉えるべきかに関したものです。

どうやら,順序効果を効果的に相殺するために2回ずつしたようですね。

合計でも,平均でも同じですから,簡単なほう,もしくはプレゼンテーションとしてやりやすいほうを選べばいいでしょう。

順序効果が顕著にでているのかどうかのチェックもしてもいいでしょう。
この場合,同じのが2回ですから,(1,2)回数×(解像度)の2元分散分析をすることになります。

さて,処理の仕方にはかなり問題があります。
とりあえず2回の合計をとることにします。

解像度(3水準)×上級・初心者(2水準)の2元分散分析をするのが正しい方略です。

最初の仮説は,交互作用ありの考えになってます。
解像度は被験者内要因ですので,
森・吉田『心理学のためのデータ解析テクニカルブック』北大路書房
p107
1要因に対応がなく,1要因に対応がある場合(データ数が等しいケース)に該当します。

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116. Re^5: 同じ生徒がそれぞれ2つのデータを出す場合の検定について  fal  1999/11/25 (木) 00:05
どうもありがとうございました。本当に勉強になりました

このような掲示板の存在は本当にありがたいです。

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