★ post-hoc testについて ★

 57 post-hoc testについて  こいけ  1999/11/17 (水) 14:12
  58 Re: post-hoc testについて  堀 啓造  1999/11/17 (水) 16:07
   59 Re^2: post-hoc testについて  堀 啓造  1999/11/17 (水) 18:37


57. post-hoc testについて  こいけ  1999/11/17 (水) 14:12
反復測定の分散分析によって有意差が出たので,post-hoc testどこに差があるのか調べたのですが,post-hoc testには種類がたくさんあって,方法によっては有意差がでたり,または出なかったりします。最近ではどの方法がよく使われているのか教えてください。また,student-newman-keuls testについて詳しいことが知りたいので教えてください。

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58. Re: post-hoc testについて  堀 啓造  1999/11/17 (水) 16:07
> 反復測定の分散分析によって有意差が出たので,post-hoc testどこに差があるのか

>また,student-newman-keuls testについて詳しいことが知りたいので教えてください。

student-newman-keuls testが反復測定でできましたか?

反復測定でなくても,student-newman-keuls testを使うことには問題があります。これを使うなら,なぜそれを使うかはっきり述べる必要があるでしょう。

反復測定での多重比較法はそれほど多くないはずです。おそらく,反復測定では使わない方法を使おうとしているものと考えられます。

よく,マニュアルを読んでみてください。

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59. Re^2: post-hoc testについて  堀 啓造  1999/11/17 (水) 18:37
> 反復測定での多重比較法はそれほど多くないはずです。おそらく,反復測定では使わない方法を使おうとしているものと考えられます。
>
> よく,マニュアルを読んでみてください。

注釈を加えたほうがよさそうですね。マニュアルでは書いてないだろうから。

反復測定の一般的注意点は,千野さん@愛知学院大学にあります。

http://www.aichi-gakuin.ac.jp/%7Echino/anova/preface.shtml

「球形仮定」を満たしていることは少なく,この場合に対応するためにMANOVAや自由度を調整した反復測定のANOVAを使う。SASでは別の新しい方法がある。

残念ながら多重比較についてはここでは言及していないが,リベラルな方法は望ましくないことはいうまでもない。

ま,そこでSPSS 7.0あたりからの方法を前に勧めたが,普通の対応のあるt検定の適用と誤解されたようだ。

このあたり議論が面倒なので,十分に統計学の勉強をし,最新の論文に注意を払う必要がある。

千野さんの議論は分散分析の本にも書いていないこと(日本は当然だが,英語本でも見かけない)を書いている。

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