★ 生存時間回帰で一定期間で必ずfailureが起こる場合の分析 ★

 35 生存時間回帰で一定期間で必ずfailureが起こる場合の分析  齋藤  1999/11/13 (土) 02:13
  40 Re: 生存時間回帰で一定期間で必ずfailureが起こる場合の分析  マンボウ  1999/11/13 (土) 23:38
   42 Re^2: 生存時間回帰で一定期間で必ずfailureが起こる場合の分析  齋藤  1999/11/14 (日) 00:15
   41 Re^2: 生存時間回帰で一定期間で必ずfailureが起こる場合の分析  齋藤  1999/11/14 (日) 00:10
    46 Re^3: 生存時間回帰で一定期間で必ずfailureが起こる場合の分析  マンボウ  1999/11/15 (月) 00:15
     47 Re^4: 生存時間回帰で一定期間で必ずfailureが起こる場合の分析  齋藤  1999/11/15 (月) 05:05


35. 生存時間回帰で一定期間で必ずfailureが起こる場合の分析  齋藤  1999/11/13 (土) 02:13
現在,衆議院解散総選挙のタイミングを分析するのに,生存時間解析の手法を用いています。
問題は,ハザード比を計算するときに,一定の時間が経ったらfailureが必ず起こると言うことをどのような形でモデル化したらいいのか,現在の私の知識では見当が付かないと言うことです。
ご存じのように,日本の衆議院では議員の任期は最大で4年,イギリスでは5年と決まっています。
なにかサジェスチョンを頂けるようでしたら非常に助かります。

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40. Re: 生存時間回帰で一定期間で必ずfailureが起こる場合の分析  マンボウ  1999/11/13 (土) 23:38
> 問題は,ハザード比を計算するときに,一定の時間が経ったらfailureが必ず起こると言うことをどのような形でモデル化したらいいのか,現在の私の知識では見当が付かないと言うことです。

比例ハザードモデルが適用されている例をいろいろ見てみましたか?
一番良く用いられているのはやはり,醫學分野でしょうか。

> ご存じのように,日本の衆議院では議員の任期は最大で4年,イギリスでは5年と決まっています。

そもそも,衆議院の解散が今までに何回あったのでしょうか。
数十回というのでは,統計的に分析してもあまり意味がないと思います。

衆院が解散に至った原因と言うのをその解散ごとに箇条書きしてみましょう。
あるいは,解散までの間に何があったか,など。
共通するものがありますか?ないとすれば分析しても答えは出てこないでしょう。

なにか共通するもの(必ずしも全部の解散において見られる条件ということではない)がいくつかあれば,そのようなものを使えば,解散までの期間をそれらの条件によって予測できると言うことでしょう。

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42. Re^2: 生存時間回帰で一定期間で必ずfailureが起こる場合の分析  齋藤  1999/11/14 (日) 00:15
> 衆院が解散に至った原因と言うのをその解散ごとに箇条書きしてみましょう。
> あるいは,解散までの間に何があったか,など。

グラフィックな分析では,景気循環との間に一定の関係を見いだすことが出来ます。
経済学での先行研究では四半期ベースのデータにプロビットをかけているものが複数有るのですが,生存時間回帰の方がより適切な手法ではないかと考えた次第です。
要因の箇条書きのようなことは勿論,仮説を練る段階でやっています。ただ,ジャーナリストの内幕本や,自民当研究の文献は,突発的な要因を過大評価しているものが多いように思われてなりません。

> なにか共通するもの(必ずしも全部の解散において見られる条件ということではない)がいくつかあれば,そのようなものを使えば,解散までの期間をそれらの条件によって予測できると言うことでしょう。

私は政治学が専攻ですけれども,調べてみると議席数やその時の支持率なども基底的な要因として作用しているようです。
またお気づきの点などがございましたらご教示いただきたくお願いいたします。

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41. Re^2: 生存時間回帰で一定期間で必ずfailureが起こる場合の分析  齋藤  1999/11/14 (日) 00:10
コメントをありがとうございます。
> 比例ハザードモデルが適用されている例をいろいろ見てみましたか?
> 一番良く用いられているのはやはり,醫學分野でしょうか。
一応この分野の文献もじわじわと読んでいるのですが,一定の期間後に必ずfailureが起こるモデルと言うものはまだ見つけていません。自分で作ればいいんでしょうけど,そこまでの知識がないものですし,レポートの締め切りもありますから。。。

> そもそも,衆議院の解散が今までに何回あったのでしょうか。
> 数十回というのでは,統計的に分析してもあまり意味がないと思います。
仰るとおりです。一応,日付ベースのデータセットを作成はしていますが,基本的にfailureの回数がものを言うのは仕方がないところです。

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46. Re^3: 生存時間回帰で一定期間で必ずfailureが起こる場合の分析  マンボウ  1999/11/15 (月) 00:15
> 一応この分野の文献もじわじわと読んでいるのですが,一定の期間後に必ずfailureが起こるモデルと言うものはまだ見つけていません。自分で作ればいいんでしょうけど,そこまでの知識がないものですし,レポートの締め切りもありますから。。。

あなたの言っている「一定の期間後に必ずfailureが起こる」ということを考えてみました。これは,醫學などの分野では,「打ち切り」という現象ではないですか。つまり,任期が切れるまで解散がない(あるいは,任期が切れて解散する)ことをあなたは「一定の期間後に必ずfailureが起こる」と言っているのでしょう?醫學の分野での打ち切りは,failureが起こらないまま研究終了を迎えるケースを打ち切りケースと言うのです。つまり,研究終了の直後にfailure(これは本来のfailureとは異質とも言える)が起こると考えればよいだけです。

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47. Re^4: 生存時間回帰で一定期間で必ずfailureが起こる場合の分析  齋藤  1999/11/15 (月) 05:05
マンボウさん,コメントありがとうございます。
> あなたの言っている「一定の期間後に必ずfailureが起こる」ということを考えてみました。これは,醫學などの分野では,「打ち切り」という現象ではないですか。

96年総選挙以降,日本では衆議院の解散がありません。そこで今日までのデータを分析に含んだとしたら,それは打ち切りだと思います。
今ひとつ私の方でよく分かっていないのは,例えば76年総選挙のように,任期満了で行われた場合,それは打ち切りと見なして分析していいのかどうかと言うことです。
打ち切りとして見なすことに問題があるのであれば,法律で定められた任期が満了すると強制的に生存確率がゼロになるようなモデルを作ることが出来ないかどうかということを考えていますが。。。

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