★ 数量化II類のアイテムとカテゴリー ★

 140 数量化II類のアイテムとカテゴリー  kiyo  1999/10/01 (金) 21:01
  141 Re: 数量化II類のアイテムとカテゴリー  マンボウ  1999/10/02 (土) 00:30
   145 Re^2: 数量化II類のアイテムとカテゴリー  堀 啓造  1999/10/04 (月) 07:21
    149 Re^3: 数量化II類のアイテムとカテゴリー  kiyo  1999/10/04 (月) 21:34


140. 数量化II類のアイテムとカテゴリー  kiyo  1999/10/01 (金) 21:01
複数の回答項目からなる設問Aがあります。
設問では複数回答を求めました。

数量化II類を使用する場合,以下の(1),(2)のどちらの方法が適当ですか。
(1)設問Aをアイテムとし,回答項目をカテゴリーとする。
(2)各々の回答項目をアイテムとし,YES,NOをカテゴリーとする。
また,どちらの方法も数量化II類に適さない場合,2つのグループの判別要因を探る方法を教えてください。

どうぞ,よろしくお願い致します。

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141. Re: 数量化II類のアイテムとカテゴリー  マンボウ  1999/10/02 (土) 00:30
数量化III類のときには両者とも意義があるのでしょうが,数量化I類,数量化II類の場合にはダミー変数を使用した分析との対応から考えても,前者,すなわち「いくつでも丸つけてよいよ」としたカテゴリーの個数分のカテゴリー変数を作るようにするのがよいのでは?

具体的にいうと,

あなたが持っているものすべてに丸をつけて下さい。
 テレビ,携帯電話,パソコン,冷蔵庫,自家用車

というようなときに,五つの変数が作られるようにするということ。

これに対して,10個の変数が作られるとしたら,それは冗長で,逆行列が求められなくなってしまうはず。

ちなみに,Yes/No型の変数は,名義尺度変数であってなおかつ間隔尺度変数でもあるので,なにも,数量化II類を使わなくても,判別分析を行えば良い。この場合にはダミー変数などということを考える必要もなし。

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145. Re^2: 数量化II類のアイテムとカテゴリー  堀 啓造  1999/10/04 (月) 07:21
> 数量化III類のときには両者とも意義があるのでしょうが,数量化I類,数量化II類の場合にはダミー変数を使用した分析との対応から考えても,前者,すなわち「いくつでも丸つけてよいよ」としたカテゴリーの個数分のカテゴリー変数を作るようにするのがよいのでは?

このような複数回答(多重回答)の場合は,数量化III類でもII類でも yes/no 型です。

なお,yes/no 型は 数量化III類の場合,アイテム・カテゴリー型と該当数型とがあります。
該当数型は全てがnoの場合のケースが削除されます。このことから,アイテム・カテゴリー型とは全く異なる面をもっていて,該当数型を使うことはお薦めできません。

また,2値型データの場合,アイテム・カテゴリー型で処理した場合と因子分析との比較からもアイテム・カテゴリー型の使用がいいでしょう。
これはもとの質問とは関係ない話です。

なお,数量化III類であまりカテゴリー数が多くないほうがいいそうで,数量化II類でもそのようなことがいえるかもしれません。

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149. Re^3: 数量化II類のアイテムとカテゴリー  kiyo  1999/10/04 (月) 21:34
初めて投稿させていただきましたので,緊張しましたが,有益なアドバイスをいただきまして,嬉しく思います。
どうもありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。

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