ある母数 $\theta$ についての帰無仮説が $H_0$: $\theta = \theta_{0}$ であるときに,対立仮説 $H_1$ は二通り考えられる。
前の例では“新しく開発された薬剤は,従来薬より有効である”というのがこの例である。
つまり,対立仮説が方向性を持っている場合である。このような場合には片側検定が用いられる。
前の例では“男と女で読書時間に差がある”というのがこの例である。
つまり,対立仮説では方向性は問題としない。このような場合には両側検定を用いる。
演習問題:
問題1 身長と体重に相関関係があることを示したい。a,b いずれの検定手法をとるべきか解答欄に記入し,送信ボタンをクリックしなさい。
問題2 身長と体重に正の相関関係があることを示したい。a,b いずれの検定手法をとるべきか解答欄に記入し,送信ボタンをクリックしなさい。
問題3 新しく開発された製品の品質は従来品に比べて優れていることを示したい。a,b いずれの検定手法をとるべきか解答欄に記入し,送信ボタンをクリックしなさい。
問題4 実験動物に与える餌の違いによって動物の体重増加率が異なることを示したい。a,b いずれの検定手法をとるべきか解答欄に記入し,送信ボタンをクリックしなさい。
応用問題: