Last modified: Feb 08, 2007

  1. いくつかの群があって,どの群の間で差があるかを検定する場合,全ての $2$ 群の組合せで $t$ 検定を行うのは正しくない。平均値の多重比較による検定法を採用する必要がある。

  2. $t$ 検定は,母集団の分布が正規分布であることを仮定している。しかし,母集団の分布が正規分布でなくても頑健性があるので,少々の分布のずれは気にしなくてもよい。ただし,明らかに正規分布でない場合には,等分散を仮定しない Welch の方法による $t$ 検定を行う方がよい。

  3. 等分散でないときの平均値の差の検定によれば,「等分散を仮定しない検定法(Welch の方法)」を採用するのが良さそうである。
    等分散性の検定結果を見て普通の $t$ 検定を行うか Welch の方法による $t$ 検定を行うかを決めようという手順は,検定の多重性という点でも問題がある。最初から等分散を仮定しない Welch の方法による $t$ 検定を行う方がよい。


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