Nov 19, 1998
1998 年の「しし座流星群」は,私は全く期待していなかった。
ところが,子どもたちが,「たくさん見えるようだったら起こしてね」というので,仕方なく 2 時頃から近くの利根川河川敷へ出かけて,あまりにも寒いので車の中でシートにねっころがって窓から見ていた。
案の定,期待はずれ。
なお,マスコミ関係では「33 年に一度」といっていますが,それは「大出現の可能性がある年は 33 年に一度」ということであって,来年だって再来年だって「しし座流星群」は出現します。普通の年でも,極大時(11 月 18 日頃)には一時間あたり 15 個くらいは見えます。また,極大の前後も,数は少ないけど見えます(11 月 15 日 〜 20 日)。
12 月には「ふたご座流星群」が見えます。極大時には一時間当たり 50 個くらいです(例年の平均値か)。しし座を見逃した人にはこちらの方が絶対お得です!
極大時に一時間当たり 50 個くらい見える流星群は
母彗星が回帰した後の流星群は活発であることは事実ですが,その予報の精度は今回のことでよくわかったと思います。あれでは,予報ではなく「予想」です。
というわけで,私はあまり期待しなかったのです。「期待する・しない」ということと,「興味がある・ない」ということは別ですが(^_^;)
ついでに,ラジオなどで「私,今まで流星って見たことないの〜〜」といっているのを,数回聞きました。驚きです。星空自体もじっくり見たことはないのでしょうか。かわいそう...
月日は流れて,2001年11月19日。大流星雨が観測されたのであった。これは,事前の予想が大当たりした。 観測記