しし座流星群     Last modified: May 15, 2002

Nov 19, 1998

 1998 年の「しし座流星群」は,私は全く期待していなかった。
 ところが,子どもたちが,「たくさん見えるようだったら起こしてね」というので,仕方なく 2 時頃から近くの利根川河川敷へ出かけて,あまりにも寒いので車の中でシートにねっころがって窓から見ていた。
 案の定,期待はずれ。

 もっとも,視野は全天の 1/4〜1/5 くらいなので,それをかけると 1 分間に 2 個くらい見えた勘定になるかも知れない。
 4 時過ぎには,数分もの間ちぎれ雲のように空を漂う流星痕が残るものも見られたので,まずは満足でした。
 「予報」が外れたんですってさ〜〜〜

 なお,マスコミ関係では「33 年に一度」といっていますが,それは「大出現の可能性がある年は 33 年に一度」ということであって,来年だって再来年だって「しし座流星群」は出現します。普通の年でも,極大時(11 月 18 日頃)には一時間あたり 15 個くらいは見えます。また,極大の前後も,数は少ないけど見えます(11 月 15 日 〜 20 日)。
 12 月には「ふたご座流星群」が見えます。極大時には一時間当たり 50 個くらいです(例年の平均値か)。しし座を見逃した人にはこちらの方が絶対お得です!
 極大時に一時間当たり 50 個くらい見える流星群は

があります。

 母彗星が回帰した後の流星群は活発であることは事実ですが,その予報の精度は今回のことでよくわかったと思います。あれでは,予報ではなく「予想」です。
 というわけで,私はあまり期待しなかったのです。「期待する・しない」ということと,「興味がある・ない」ということは別ですが(^_^;)

 ついでに,ラジオなどで「私,今まで流星って見たことないの〜〜」といっているのを,数回聞きました。驚きです。星空自体もじっくり見たことはないのでしょうか。かわいそう...

月日は流れて,2001年11月19日。大流星雨が観測されたのであった。これは,事前の予想が大当たりした。 観測記
・ 直前のページへ戻る  ・ このページが含まれる目次を見る
・ E-mail to Shigenobu AOKI