珍しいモノ(7) 香川県の雑煮     Last modified: May 15, 2002

Jan 1, 1998

 毎年,正月前後に「全国のお雑煮」とかいうタイトルのテレビ番組が1つくらいはあるものです。そんなとき,必ずといっていいほど紹介されるのが,我がふるさと香川県のお雑煮です。なぜかというと,「白味噌仕立てで,あんこの入った丸餅を使う」からです。

 チョット,チョットそこのあなた(^_^;)
 「気持ち悪〜」って思ったでしょ(^_^;)

 今から,そのあんこの入ったお雑煮を紹介しようかと思っているのです。これがないと正月のような気がしないので,我が家では毎年餅つきから始めます。
 餅つきったって,臼も杵もないので...ちょっと変わった餅つき?です。まあ,遊び半分なので楽しんでやっています。


まずは餅の準備

photo  事前にあんこ玉を作っておきます。甘過ぎない方がよいと思います。冷ましてから,適度な大きさに丸めます。あまり柔らかいと丸めるのに苦労するし,餅の中にくるむときにもうまくいきません。

photo  餅米は洗って,数時間ほど水につけておきます。

photo  まず最初に登場するのはミキサーです。
 水を少し入れておいて,餅米を少しずつ加えながらミキサーにかけます。水が多すぎるとダボダボになりますし,少なすぎるとミキサーのモーターが焼き切れてしまいますので,加減を見ながら餅米(必要なら水)を加えていき,ミキサーが苦しくない程度になるべく濃くします。

photo  ミキサーにかけた後の状態です。とろりとした感じの濃さになっていればOK!
 これを耐熱ガラスの容器に移します。

photo  ここでちょっと一休み

photo  次に登場するのは電子レンジです。ラップを掛けて,レンジに入れます。
 出力にもよりますが15〜20分位レンジでチン!時間は目安ですが,時々様子を見て全体が膨らんで来ればOK!この頃になると,餅の匂いがしてくるのでわかります。頃合いがわかりにくいときには十分にチンしましょう(時間が長すぎても大丈夫のようです)。

photo  レンジから取り出し,すりこぎなどで捏ねてください。まだ熱いので注意!
 捏ねているうちに触れるくらいに冷めます。

photo  気の早いむきには,適当にちぎってきなこ餅にしたりからみ餅にして出来上がりを楽しんでもいいです。

photo  広いテーブルに紙を敷き,片栗粉をふるっておき,その上に蒸かして捏ねた餅を取り出します。
 餅にあんこを包み,あんこの入った後ろを絞りきるようにしてちぎります。このときに閉じ口の内部になる部分に粉がつかないように注意した方がいいですね。

photo  閉じ口が下になるようにして,手早くクルクルと丸めます。

photo  はい!あんこ餅の完成です。あんこが偏るのも愛嬌。できた餅はまだ軟らかいので,温度の低い部屋などへ置いておきましょう。
 できあがった餅は大福みたいです。ここでお茶でも一杯いかが?


いよいよ,本ページの神髄

photo  さて,年も明けて元旦。大根,人参を飾り切りして白味噌仕立てのみそ汁(^_^;)を作ります。だしは,瀬戸内海産の煮干しが一番。餅はすぐ軟らかくなるので,最後に入れます。
 お椀に盛り,上に青海苔をふります。

photo  あんこの甘さと白味噌がとてもマッチしています。

 今年もよい年でありますように...


・ 直前のページへ戻る  ・ このページが含まれる目次を見る
・ E-mail to Shigenobu AOKI