梁で夕涼み     Last modified: May 15, 2002

Aug 2, 1998

 梅雨明け宣言がとうとう8月にずれ込んで,はっきりしない天気が続く。少しでも夏らしい気分になろうと,夕方に北橘村の利根川のほとりにある,板東梁へ出かけた。
 梁は落ち鮎を捕るための仕掛けであるから,今は単に客引きのためにあるようなものである。黄色い服の人物が立っている木造の構造物が梁である。右が川上である。茂みの向こうが利根川本流になる。側流を落ちてきた鮎が,梁で「濾し捕られる」のである(^_^)。

 夕暮れて,桟敷から榛名山が望まれる。間仕切りも壁も窓もないので,少し涼しい風が入ってくる。
 白い棒は,桟敷に蛾などが来るのを防止するための誘蛾灯。

 メニューは,鮎づくしである。鮎のぬた,鮎こく,鮎のフライ,鮎の田楽,鮎の塩焼き,鮎の甘露煮。コースメニューだと鮎が5,6匹ということになるので,鮎の好きな人なら堪えられないが,そうでもないという人はちょっと持て余す。食べきれない鮎は,パックをもらっておみやげに持ち帰ることができる。
 まだ,鮎は小ぶりであるな〜〜。向こう側が味噌田楽,手前が真打ちの塩焼き。

 店先に大きな炉があって,その周りに串刺しした鮎を立てて焼いているのだが,到着したときには仕舞いをはじめていたので,その様子を写真に撮れなかったのが,ちと,残念。


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