r = t/sqrt(n-2+t*t)この式で分かっているのは,n と t です。
t の値は検定結果が有意になるときの t 分布のパーセント点です。
例えば,n = 32 のときは Pr{ | t | > 2.04227} = 0.05(両側)なので,r = 0.34937 となります。
検算として無相関検定の公式を使って,
t = 0.34937*sqrt(32-2)/sqrt(1-0.34937^2) = 2.04227となります。
標本サイズ n と P 値を変えて,前もって以下のように表を求めておけば,いちいち t 検定統計量を計算しなくても,示された値より大きい相関係数は有意だとすぐ分かることになり,大変便利(?)です。
(?)つきなのは,最近の流れとしては,有意か有意じゃないのかだけではなく,P 値を示すことや,信頼限界を示すことが重視されているからです。
標本サイズ 臨界値(10%) 臨界値(5%) 臨界値(1%) 20 0.37834 0.44376 0.56144 21 0.36874 0.43286 0.54871 22 0.35983 0.42271 0.53680 23 0.35153 0.41325 0.52562 24 0.34378 0.40439 0.51510 25 0.33652 0.39607 0.50518 26 0.32970 0.38824 0.49581 27 0.32328 0.38086 0.48693 28 0.31722 0.37389 0.47851 29 0.31149 0.36728 0.47051 30 0.30606 0.36101 0.46289 31 0.30090 0.35505 0.45563 32 0.29599 0.34937 0.44870 33 0.29132 0.34396 0.44207 34 0.28686 0.33879 0.43573 35 0.28259 0.33384 0.42965このような表を計算する JavaScript を作りました。