白いのはサンゴジュ(珊瑚樹)の花ですが,赤い円内にある小さな白いものが“優曇華の花”です。 ウドンゲというのは,仏教の中で「三千年に一度花を開くという想像上の植物」のこと。優曇華の花というのは,“めったにないもののたとえ”として使われる用語です。 それで,実体はなにかというと,クサカゲロウの卵なのです。細い糸の先端に卵がついているわけです。当然,これはそんなに珍しいものではありません。