テイカカズラ(定家葛)  キョウチクトウ科  Last modified: Aug 16, 2008

photo  学名:Trachelospermum asiaticum
 別名:マサキノカズラ
 花期:夏

 蔓性の植物で,茎の途中から気根を出し,木や岩壁に這い登ります。花は初夏(撮影は 6 月上旬)に咲き,最初は純白で終わりに近づくと黄色くなります。花びらはねじれています。テイカカズラはキョウチクトウ科なので,一重の白い花の咲くキョウチクトウ(夾竹桃)と似ていますが,花びらの旋回方向が逆ですね。
 名前は,歌人の藤原定家にちなんでつけられたものです。

 May 09, 1998

photo  Jul 11, 1998

photo  花が終わると長い莢状の実がつき,木枯らしが吹く頃に莢がはじけて,中から細い羽毛のような毛の生えた種子が覗いています。風に乗ってできるだけ遠くへ子孫を運ぼうというわけです。

 Nov 30, 1997

photo  photo

  種子をよく見ていたら,小さな噴水みたいな感じがしました。


photo  Feb 08, 2003

photo  Feb 08, 2003

photo  Aug 18, 2003

photo  森林内を歩いていると,木や岩に這い登っている写真のようなものを見ることがある。これが何者か,ずいぶん長い間分からなかったが,テイカカズラの幼い株であるということだった。成木とは似てもにつかないので,未だに信じられない気持ちがある。

 Oct 23, 2004


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