学名:Sophora flavescens
花期:夏
日当たりの良い山麓や草地,川原などに生える多年草です。葉は奇数羽状複葉で,20 〜 25 センチの総状花序を出して,淡黄色の蝶形花をたくさんつけます。
写真は前橋市内を流れる広瀬川の土手の斜面にあったものを撮影しました。梅雨入りしたとは思えない,暑い天気のよい土曜日に洗車をした帰り道で見つけたものです(Jun 05, 1999)。最初は白い穂状の花が見えたので茂みの葉の様子からもニセアカシア(贋アカシア)かなと思ったのですが,「いや待て待て,花穂は立ってたぞ」と思い返し,引き返してよく見るとクララでした。確かに葉はニセアカシアに似ています。図鑑ではよく見ているし,観音山の染料植物園にクララの株があり,咲いたら写真を撮りに行こうと思っていたところでした。実物は初めて見ました。ちょっとうれしい。
和名は眩草(くららくさ)が略されたもので,根を咬むと目がくらむほど苦いことによるそうです。薬用にもされるということですが,有毒だと書いてある図鑑もあるので,囓らないほうが無難でしょう。
Jun 05, 1999
Jun 05, 1999
Jun 05, 1999
実が生りました。
Jul 07, 1999