カヤツリグサ(蚊帳吊り草)  カヤツリグサ科  Last modified: May 16, 2002

photo  学名:Cyperus microiria

 カヤツリグサの種類は多く,私にはどれがどれかあまりはっきり名前がわかりません。
 茎を両端から 90 度違えて裂くと四辺形ができるこので,これを蚊帳(かや)を吊ったのに見立てて命名されたようです。 この遊びは今でもあるかもしれませんが,最近の子供は蚊帳など見たことないのではないでしょうか。
 また,線香花火をするとき,最初にパッパッとはじけるときに「からまつ,からまつ」,終わりのころ流れる火を「やなぎ,やなぎ」と囃すことがありますが,私の祖母は「からまつ,からまつ」のところを「かやつり,かやつり」とも言っていました。カラマツにたとえるよりも右の写真のカヤツリグサの花の部分のほうがふさわしいようです。

 左の写真は 8 月上旬の沼地で撮影(ちょっと珍しいカヤツリグサ)

photo  左の写真は 8 月上旬に,花壇で撮影(夏の期間に最も普通に見かけられるカヤツリグサです)

 Aug 01, 1998


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