カラムシ  イラクサ科  Last modified: Jan 31, 2003

photo  学名:Boehmeria nipononivea
 花期:夏

 写真に葉の裏が白く写っているのが,カラムシの特徴。葉の裏面に綿毛が密生している。変種のアオカラムシというのはこの綿毛がないので,葉の裏も緑。
 名前の由来は,茎を蒸して剥がし,繊維を採って織物に利用したことから,「幹蒸し」と書いてカラムシと読ませると解説してある本が多い。国語事典でひくと,苧・紵・苧麻という字をあてているほか,コンピュータで表現できない2種類の表記(漢字)も出ている。苧麻(マオ)というのは,カラムシ(苧)の異称であり,カラムシの茎の皮の繊維からとった糸の一種で,麻の繊維からとった麻糸に対して,苧麻(マオ)と呼ばれるとの説明があった。

 参照: ヤブマオ(藪苧麻)

 Nov 02, 2002

photo  Nov 02, 2002

photo  Sep 08, 2001


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