学名:Sanguisorba hakusanensis
花期:夏
夏に枝の先に穂状花序を出します。つぼみの頃は上を向いていますが,先の方から順に開花しはじめるとだんだんと重くなるので下に垂れ下がるようになります。全体は赤紫色に見えますが,花びらはなく,萼片が 4 枚,雄しべが萼片より長く突き出すのでこの花糸の色が目立つのです。和名は,このさまを唐糸に見立てたものです。
本州中部地方のおもに日本海側の亜高山から高山にみられるということですが,山野草として園芸店でも売られています。ただ,若干改良が加えられた園芸品種っぽいところも見られます。私も一株買ってきて,花壇に植えてみました。多年草なので,また来年も楽しめるかもしれません。花が終わりかけると,花穂全体が白茶色になり,ちょっと見苦しいのですが,種ができるかどうか観察するためにそのままにしてあります。
Jul 22, 1999
Sep 05, 2001