学名:Sesamum indicum
花期:夏
うどんの薬味や胡麻和えなどに使う胡麻の種子からは想像できないようなきれいな純白の花が咲きます。
種子は左の写真の下の方に見える,槍のような莢にたくさん入っています。
余談ですが,「ごまかす」という言葉は,胡麻で作った「胡麻菓子」が見かけほどには内容がないことから「ごまかし」という言葉ができたという話をどこかで読んだ記憶があります。もっとも,胡麻菓子自体見たことないので本当かどうか分かりません。
追記:Jul 22, 2003
滋賀県の松本徹さんからお便りをいただきました。
菓子に使う材料,つまり米粉,小麦粉,葛粉など基本的に使う素材の品質が悪いともちろん良いお菓子は出来ない訳ですが,そんな素材でも胡麻を入れることによって風味が改善され美味しく感じることから「胡麻菓子」転じて「誤魔化す」となったようです。飢饉の多かった東北地方に「南部せんべい」という小麦せんべいがありますが,もともとはやはり素材が良くなく「胡麻」や「落花生」を混ぜ込んで風味を良くしていたようです。菓子といえどもある意味で保存食であり,灰質,ビタミン,脂質のバランスを保つ意味もあったようです。飢饉の時でも色々工夫していたということですね。
もちろん,今はそんな悪い素材を使うことはありませんが,胡麻の風味や優れた滋養は菓子にも頂きたいものです。
Aug 12, 1998
薄いピンクの花の咲くものもあるようです。
Sep 23, 1999
Sep 24, 2006
Aug 17, 2007
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