コラノキ(コラの木)  アオギリ科  Last modified: May 16, 2002

photo  学名:Cola acuminata
 別名:コーラノキ(コーラの木)
 原産地:アフリカ
 花期:年中

 熱帯西アフリカ原産の常緑高木です。種子はコーラ・ナッツと呼ばれ,清涼飲料(コーラ)の原料です。花弁はなく,黄色に紫色の線の入った五枚の萼片が花のように見え,一年中咲いているそうです。果実は 8 〜 10 センチの長楕円形で果軸に放射状に数個付き褐色に熟します。中には直径 1.5 センチほどの赤または白の種子が 5 〜 9 個あります。心臓に興奮作用を持つコラニン,苦味成分デオブロミン,またカフェインを含みます。生の種子を噛むと興奮と活気が生じるそうで,古くからアフリカ人が嗜好料として用い,乾燥した種子は粉にして水に溶かして飲料としたそうです。

 Oct 13, 2001


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