アーティチョーク  キク科  Last modified: Mar 04, 2008

photo  学名:Cynara scolymus
 和名:チョウセンアザミ(朝鮮薊)
 花期:夏

 地中海沿岸の原産で,もともとは食用として栽培されてきました。外形はアザミ(薊)に似ていますが,背丈は 2,3 メートルにもなります。また,花も大きいものでは直径 15 センチほどにもなります。

 Jul 28, 2007

photo  結婚した頃,医学部附属病院の売店で春になるとアーティチョークが並べられていました。つぼみの状態で,見た目は鋭い棘をまとった小さなパイナップルという感じでした。食べるためと言うよりは,皿に水を入れてアーティチョークを載せ生け花として楽しむためにおみやげにどうぞという意図のようでした。珍しいので 5 個くらい買って帰りますと,奥さんは「一つくらい食べよう」と言い,料理の本をめくって何とかやってましたけど,できあがったものは期待はずれというか,期待はずれというレベルにも達していないしろものでした。しかし,水につけておいたものはそのうち青紫色の花糸をたくさん出して,実に綺麗な花が咲きました。翌年もまた買ってきましたが,今度は食べるなどということを考えるのはやめにしました。
 花屋さんなどにはしょっちゅう行くものでもなし,それからはアーティチョークにはお目にかかったことがなかったのですが,春に薬王園へ行ったときに苗を売っていたので買ってきて,狭い花壇の一角に植えておきました。あまり大きくなると困るな〜などと,のんきなことを考えていましたが,なかなか大きくなりません。6 月中旬になってやっとつぼみが大きくなってきました(下の写真)。
 しかし,その後数枚しか残っていなかった葉が全部枯れてしまい,ひょろりと伸びた花茎の先につぼみがあるだけという,無惨な姿になりました。更に...,もう少ししたら咲くかなというときに,草取りをしていた私のお尻に激痛が...ポキリという音も聞こえたような...振り向いたら,花茎がポッキリと折れていました。あわてて,うちに持って帰り水に挿しました。数日が経って,青紫の花糸が見えてきましたが,完全には開きませんでした(腐った)。
 来年もう一度トライするか...

 Jun 15, 1999

photo  用事で榛名山に登る道を通ったとき,アーティチョークの大きな株があり,つぼみがたくさんついているのに気がつきました。頃合いを見計らって,花の撮影に再度出かけました。
 群馬の冬は厳しいというのが共通認識でしょうが,空っ風は吹くものの,雪はほとんど降りません。多年草なので,冬を耐えて生き続けているのでしょうか。また来年,確認してみようと思います。
 その後,日光へ行く途中の馬県の大間々町でも,道ばたに大きな株を見ました。

 Jul 04, 2002


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