ドクダミ  ドクダミ科  Last modified: May 04, 2004

photo  学名:Houttuynia cordata
 別名:ジュウヤク(十薬)
 花期:初夏

 ドクダミとは「毒溜み」でしょうか。本当は,「毒矯」だと教えてくれる人がいました。調べてみるといろいろな説があるようです。小学館の国語事典では「毒彩」かと書いてありますが,なぜ「彩」なのでしょう,分かりません。山渓カラー名鑑「日本の野草」では,「毒痛み」かといっています。少なくとも,私が思っていた「毒溜み」ではなさそうです。
 私の祖父母の代は「どくだめ」と読んでいました。初夏になると「ドクダミ風呂」と称して,ドクダミの束を風呂に入れられたこともありますが,臭いが強烈で閉口した覚えがあります。最近は,「ドクダミ茶」なんていうのがあるようですが,いくら体によいからと言われても,飲んでみる気にはなれませんね。これも,同じ人が教えてくれましたが,十分に陰干しすることで,匂いは全くなくなるそうです。このような状態のものが漢方薬で用いられる「十薬」なのだそうです。

 May 23, 1998

 さてここで問題です。ドクダミの花は何色?
 
photo  ヤエドクダミというのもありますが,この写真のものは普通のドクダミが気まぐれを起こしたもののようでした。

photo  左の写真のものは,葉が斑入りのものです。ドクダミに園芸品種のものがあるとはちょっと思えないのですが,もしかしたら突然変異か病気なのかもしれません。
 追記 Dec 1, 1998
 ホットニアとかゴシキドクダミ(五色ドクダミ)とか呼ばれるもので,園芸品種でしたHouttuynia cordata 'Variegata'

 May 23, 1998

photo  Jun 29, 2003


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