スギドクガ(杉毒蛾)
学名:Calliteara abietis argetata  鱗翅目ドクガ科
  Last modified: Aug 17, 2005

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名称   スギドクガ(杉毒蛾)
食草   スギ(杉)ヒノキ(檜)ヒマラヤシーダカイヅカイブキ(貝塚伊吹),テーダマツなどの針葉樹
特徴   緑色の体色に茶,白,黒のまだらが少し入っている。緑色の針葉樹の葉に付いていたらまず見つけるのは難しいだろう。
幼虫が葉を食害する。スギ・ヒノキ林では樹木が枯死する事例もある。
年 2 回発生する。越冬した幼虫は 3 月頃から摂食を始め,5 月に樹冠の針葉の間に繭を作り蛹化する。5 月から 6 月にかけて 1 代目の成虫が羽化する。卵は卵塊として枝葉や樹皮上また下層植物の葉に産まれる。幼虫は 6 齢を経過し,7 月から 8 月にかけて 2 代目が羽化する。幼虫で越冬し,樹上の枝葉の間にうすい糸を体に巻き付けて過ごす。
大きさ  老熟幼虫は体長 35 〜 45 mm
分布   北海道南部,本州,四国,九州
撮影場所 茨城県ひたちなか市
撮影日付 2001/12/29
撮影者  もりちゃん home


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名称   スギドクガ(終齢幼虫)
説明   越冬していたものと思われる
発見状況 ヒマラヤシーダにいた
体長   約 35 mm
撮影場所 兵庫県明石市
撮影日付 2004/04/09
撮影者  YAMKEN home


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名称   スギドクガ(終齢幼虫)
説明   スギドクガの威嚇ポーズ。上と同一個体
威嚇ポーズは腹節の間の黒い部分を迫り出す。同じ木に居るマツカレハ(黒い帯部に毒針毛がある)も同じようなポーズであることより「毒針毛あるぞー」と脅しているものであろう。
撮影場所 兵庫県明石市
撮影日付 2004/04/09
撮影者  YAMKEN home


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名称   スギドクガ(終齢幼虫,黄色のもの)
発見状況 ヒマラヤシーダにいた
体長   約 30 mm
撮影場所 兵庫県加古川市
撮影日付 2004/4/28
撮影者  YAMKEN home


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名称   スギドクガ(繭と蛹)
説明   食餌となった葉っぱ(スギ)を寄せ集め糸で留めた大雑把な囲いを作り,その中で自分の毛を貼り付けた繭を作っている。繭全体はスケスケで蛹の様子がそのままでも伺える。
撮影場所 兵庫県明石市
撮影日付 2004/05/08
撮影者  YAMKEN home


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名称   スギドクガ(成虫)
撮影状況 雨上がりの店の中。同一個体を撮影。
特徴   雄の方が黒っぽい
体長   止まっている姿で 30 mm 前後
はねの開張 雄 40 mm,雌 60 mm
撮影場所 横浜市内(市街地)
撮影日付 2003/09/29
撮影者  こるれおーね home


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名称   スギドクガ(成虫)
説明   左が♂,右が♀。
撮影場所 兵庫県加古川市
撮影日付 2004/05/15
撮影者  YAMKEN home


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名称   スギドクガ(卵)
発見状況 カイヅカイブキ(貝塚伊吹)にスギドクガの♀が止まっていた後にあった
撮影場所 兵庫県明石市
撮影日付 2005/05/16
撮影者  YAMKEN home


スギドクガの生涯生態(YAMKEN)
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