名称 | スギドクガ(杉毒蛾) |
食草 | スギ(杉),ヒノキ(檜),ヒマラヤシーダ,カイヅカイブキ(貝塚伊吹),テーダマツなどの針葉樹 |
特徴 | 緑色の体色に茶,白,黒のまだらが少し入っている。緑色の針葉樹の葉に付いていたらまず見つけるのは難しいだろう。 幼虫が葉を食害する。スギ・ヒノキ林では樹木が枯死する事例もある。 年 2 回発生する。越冬した幼虫は 3 月頃から摂食を始め,5 月に樹冠の針葉の間に繭を作り蛹化する。5 月から 6 月にかけて 1 代目の成虫が羽化する。卵は卵塊として枝葉や樹皮上また下層植物の葉に産まれる。幼虫は 6 齢を経過し,7 月から 8 月にかけて 2 代目が羽化する。幼虫で越冬し,樹上の枝葉の間にうすい糸を体に巻き付けて過ごす。 |
大きさ | 老熟幼虫は体長 35 〜 45 mm |
分布 | 北海道南部,本州,四国,九州 |
撮影場所 | 茨城県ひたちなか市 |
撮影日付 | 2001/12/29 |
撮影者 | もりちゃん |
名称 | スギドクガ(終齢幼虫) |
説明 | 越冬していたものと思われる |
発見状況 | ヒマラヤシーダにいた |
体長 | 約 35 mm |
撮影場所 | 兵庫県明石市 |
撮影日付 | 2004/04/09 |
撮影者 | YAMKEN |
名称 | スギドクガ(終齢幼虫) |
説明 | スギドクガの威嚇ポーズ。上と同一個体 威嚇ポーズは腹節の間の黒い部分を迫り出す。同じ木に居るマツカレハ(黒い帯部に毒針毛がある)も同じようなポーズであることより「毒針毛あるぞー」と脅しているものであろう。 |
撮影場所 | 兵庫県明石市 |
撮影日付 | 2004/04/09 |
撮影者 | YAMKEN |
名称 | スギドクガ(終齢幼虫,黄色のもの) |
発見状況 | ヒマラヤシーダにいた |
体長 | 約 30 mm |
撮影場所 | 兵庫県加古川市 |
撮影日付 | 2004/4/28 |
撮影者 | YAMKEN |
名称 | スギドクガ(繭と蛹) |
説明 | 食餌となった葉っぱ(スギ)を寄せ集め糸で留めた大雑把な囲いを作り,その中で自分の毛を貼り付けた繭を作っている。繭全体はスケスケで蛹の様子がそのままでも伺える。 |
撮影場所 | 兵庫県明石市 |
撮影日付 | 2004/05/08 |
撮影者 | YAMKEN |
名称 | スギドクガ(成虫) |
撮影状況 | 雨上がりの店の中。同一個体を撮影。 |
特徴 | 雄の方が黒っぽい |
体長 | 止まっている姿で 30 mm 前後 |
はねの開張 | 雄 40 mm,雌 60 mm |
撮影場所 | 横浜市内(市街地) |
撮影日付 | 2003/09/29 |
撮影者 | こるれおーね |
名称 | スギドクガ(成虫) |
説明 | 左が♂,右が♀。 |
撮影場所 | 兵庫県加古川市 |
撮影日付 | 2004/05/15 |
撮影者 | YAMKEN |
名称 | スギドクガ(卵) |
発見状況 | カイヅカイブキ(貝塚伊吹)にスギドクガの♀が止まっていた後にあった |
撮影場所 | 兵庫県明石市 |
撮影日付 | 2005/05/16 |
撮影者 | YAMKEN |