赤城山の麓へザゼンソウを見に行くのが年中行事のようになった。
今年は寒いけど,雪は全くなく,日当たりには青い雑草の芽が見えている。
とはいえ,谷川のしぶきの当たる岩にはつららがついているし,日陰には太く長い霜柱が伸びすぎて倒れている。
ザゼンソウの仏炎苞の中は暖かいのだそうだ。花粉がたくさん降り積もっているのも見える。
毎年見に来て,毎年見られるのがマナーの悪いカメラマン。
今日も木道から降りてど真ん中でザゼンソウを相手に一生懸命だ。
今までは注意したこともないが,こちらもだいぶ年をとったので,少しくらい年上なら注意もできる(年下は,怖いからね)。
「おじさん!そこに入らない方がいいよ!」
「え,そう?」
とかとぼけたことをいう。
あれこれ言うとめんどくさいので
「木道!木道!」といいつつ,通り過ぎる。
長い玉(望遠レンズ)を使えばちゃんと撮れるのさ。
今日は暖かく,日中は遠くの山が霞んで見えた。
カーラジオが「今日は,春一番が吹くかもしれない」とも言っていたが。
関東近辺で,春一番が吹いたかどうかは,東京都大手町の気象庁が基準になっているらしい。
何でもかんでも都会中心か?