2006 年 01 月 09 日

 地域の正月行事のうちで,子供たちにも人気の「どんど焼き」
 地方によって,どんど焼き(75400件),どんどん焼き(17200件),どんと焼き(11400件),とんど焼き(834件)と呼び名は変わる(かっこ内は goggole での検索件数。どんどん焼きというのは,お好み焼きの一種にも付けられているようだが)。
 香川県出身の私には珍しい行事に思え,東日本に多い行事かもしれない。
 前日から広場に竹を立て,正月の注連飾りや門松,一年間の役目を終えた福達磨などで周りを飾る。
 空が白み始めるころ,点火すると,徐々に火勢を増し,青竹の節がポンポンと大きな音を出してはじける。
 昼間に行う地域もあるようだが,やはり暗い内の方が迫力がある。
 かなり離れていても顔が熱い。
 転げ落ちた福達磨がそこらに転がる。
 子供も大人も,長い竹の先に繭玉やスルメを縛り付けたものを用意して,今か今かと待ち受けるが,火勢は衰えず,側に近寄りがたい。
 いつの間にか空はかなり明るくなり,火も下火になると皆,残り火で餅やスルメを焼く。
 繭玉は,柳の木などに紅白の餅をつけたもので,養蚕の盛んな地方に多いのだろう繭を表しているとか。
 スルメともども,どんど焼きの火であぶったものを食べれば御利益があるそうだ。
 私も,スルメのお裾分けをもらった。
 小さかった子供達を連れてきた 20 年前を思い出す。

photo


・ トップページへ