社会情報学ゼミ

社会統計学教室  青木繁伸


目標
統計学を用いて,社会現象を解明する。
学習効果
卒業研究を開始できるようになること。

概要
 血液型と性格,健康によい食生活,マイナスイオン,ゲーム脳,オカルト,UFO など,社会には自然科学的には根拠のない説があふれており,人々はそれらの情報に振り回されている。なぜ,このようなことが起こるのか,人々が情報をどのようにとらえているかを社会統計学的に検討する。
 また,このほかのテーマとしては,都道府県や企業の格付け,市場予測や判例の分析など,統計学を応用して社会における諸情報の分析を行うなども挙げられる。

レベル
統計学,社会調査についての知識が必要である。

履修
基礎統計学,社会調査論 I については基礎的なものであるが,応用統計学,社会調査論 II を履修 していることが望ましい。

関連授業科目
この授業の基礎となる科目:統計学,社会調査
次に履修が望まれる科目:卒業研究
その他:心理学,経済学,社会学,法学等の関連科目

テキスト・参考書
池田謙一「社会のイメージの心理学」サイエンス社
マーチン・ガードナー「奇妙な論理 I, II」ハヤカワ文庫
マイクル・シャーマー「なぜ人はニセ科学を信じるのか I」ハヤカワ文庫
T.ギロビッチ「人間 この信じやすきもの」新曜社
亜門虹彦「血液型占い事典」池田書店
谷岡一郎「『社会調査』のウソ」文春新書
菊池聡「超常現象の心理学」平凡社新書
菊池聡「超常現象をなぜ信じるのか」平凡社新書
安斎 育郎「科学と非科学の間」ちくま文庫
など

形式
輪講形式で行う。

評価
ゼミへの貢献度で評価する。

メッセージ
「自分で努力して学習する」という基本を身につけて欲しい。

オフィスアワー
一般学生は平日の17:30~20:00。および,予約すれば随時
ゼミ生はいつでも可

Last modified: Mar 07, 2005

E-mail: Shigenobu AOKI

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