No.22430 信頼性の検定におけるサンプルサイズ  【0669SAVON】 2017/07/21(Fri) 05:39

いつも拝見させて頂いています。
ご質問が2点あります。
信頼性の検定を行っていますがサンプルサイズが分かりません。

2種類の評価方法の信頼性の検定を別々に行っています。

一つ目は7段階の指標で先行研究では中央値5(四分位範囲3-6)です。
12名の検査者にてFleissのκ統計量を用い検定します。

2つ目は先行研究では平均値15(標準偏差4)の評価方法です。
12名の検査者にてICC(2.1)を用い検定します。

これらのサンプルサイズの出し方をご教授頂けると幸甚です。

No.22431 Re: 信頼性の検定におけるサンプルサイズ  【青木繁伸】 2017/07/21(Fri) 09:34

なんのために「サンプルサイズの出し方」が必要なのですか?
このような場合に「サンプルサイズ」という用語は適切でしょうか?
Number of subjects
Number of Judges(Raters)
のどちらが「サンプル」でしょうか?

No.22432 Re: 信頼性の検定におけるサンプルサイズ  【0669SAVON】 2017/07/21(Fri) 11:01

用語を正しく説明できず申しわけありません。
Numver of subjectsです。
κ統計量が0.25と低値であったため信頼性が低いのではと考えましたが,査読者より検出力が低いためではとご指摘を頂ました。
今回の検定における12名の症例に対し,12名の検査者で信頼性の検定を行う際の検出力を求めることが本来の目的です。

No.22433 Re: 信頼性の検定におけるサンプルサイズ  【青木繁伸】 2017/07/21(Fri) 13:53

「必要な検出力を得るためのサンプルサイズ」,「特定のサンプルサイズにおける検出力」の計算ということですね。

Cohen のκ統計量についてはよく知られているようですが,
Fleiss のκ統計量についてはなかなか見つからないですね。

icc については,ICC.Sample.Size パッケージにも関数が用意されているようです。
calculateIccPower
   Function to calculate post-hoc power for ICC studies
calculateIccSampleSize
   Function to calculate sample size required for
   studies where ICC is primary outcome.
その reference には
Zou, G. Y. (2012). Sample size formulas for estimating intraclass correlation coefficients with precision and assurance. Statistics in medicine, 31(29), 3972-3981.
が挙げられています。

No.22434 Re: 信頼性の検定におけるサンプルサイズ  【0669SAVON】 2017/07/21(Fri) 17:37

青木先生
 
 情報ありがとうございます。
 早速,論文を確認します。

 ありがとうございました。

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