No.22338 ポアソン分布の「プロイセン陸軍で馬に蹴られて死亡した兵士数」の事例  【明石】 2017/05/03(Wed) 14:18

青木先生,
いつもお世話になり,ありがとうございます,明石と申します。

今回は,Rではなく,ポアソン分布について調べ物をしております。

Google先生に色々とお聞きしましたが分かりませんでしたので,投稿させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。

−−−−−−−−−−
ポアソン分布の歴史的に有名な事例として,
「ロシアのプロイセン陸軍で馬に蹴られて死亡した兵士数」の事例があります。

Wikipedia他サイトでは,以下のように記載されています。
「プロイセン陸軍の14の騎兵連隊の中で,
 1875年から1894年にかけての20年間で馬に蹴られて死亡する兵士の数について
 調査しており,1年間当たりに換算した当該事案の発生件数の分布が
 パラメータ0.61のポアソン分布によく従うことを示している。」

これ以上に詳しい情報を得ることはできませんでした。

パラメータ0.61をどのように見つけたのか,計算したのか,適合度を確認したのか,
その方法に強い興味があります。

もし,これについて参考になる情報源をご存知でしたら,教えていただけましたらとても助かります。

お手数をおかけいたします。
どうぞ,よろしくお願いします。
失礼いたします。

No.22339 Re: ポアソン分布の「プロイセン陸軍で馬に蹴られて死亡した兵士数」の事例  【青木繁伸】 2017/05/03(Wed) 17:40

ポアソン分布のパラメータは「期待値(平均値)」です。
> 死亡した兵士の数 = 0:4
> 軍団数 = c(109, 65, 22, 3, 1)
> mean(rep(死亡した兵士の数, 軍団数))
[1] 0.61

> rbind(死亡した兵士の数, 軍団数)
[,1] [,2] [,3] [,4] [,5]
死亡した兵士の数 0 1 2 3 4
軍団数 109 65 22 3 1
> sum(軍団数)
[1] 200
> (0*109+1*65+2*22+3*3+4*1) / 200
[1] 0.61

No.22340 Re: ポアソン分布の「プロイセン陸軍で馬に蹴られて死亡した兵士数」の事例  【明石】 2017/05/03(Wed) 18:43

青木先生,
いつもお世話になり,ありがとうございます,明石と申します。

お休みのところ,ご丁寧にご教示をいただきまして,誠にありがとうございました。

一般化線形モデルのポアソン回帰モデルで,パラメータを推定するのかと思っておりました。

よい勉強になりました。
ありがとうございました。

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