No.22090 Re: 評価法の作成方法 【青木繁伸】 2016/08/06(Sat) 06:23
項目群ごとに重回帰分析を行って項目の選定と重み付けをするということを繰り返し,更に統合された数値で重回帰分析をするということになるでしょう。
しかし,多変量解析的にいえば,変数セットを変えて重回帰分析を繰り返すというのはさけるべきでしょう。
この掲示板にも繰り返し出てきている,「単変量ロジスティック回帰で有意な変数を探索し,最後にそれら変数を使って多変量ロジスティック回帰を行うというのは,多変量解析的に誤った方法である」というのと,根本的に同じやり方だからです。
No.22091 Re: 評価法の作成方法 【山里】 2016/08/06(Sat) 06:39
青木先生
早速のご回答ありがとうございます。
「項目群ごとに」とのことですが,どの項目とどの項目を合わせて重回帰分析を行うかはどのように判断すればよろしいでしょうか?
また,「統合された数値で」とはどのような数値のことなのでしょうか?
初歩的な質問で大変申し訳ございません。
宜しくお願い致します。
No.22092 Re: 評価法の作成方法 【青木繁伸】 2016/08/06(Sat) 21:44
深読みしたようです
要するに,すべての関連する項目を持ちいて,変数選択によって重回帰分析を行えば良いというだけのことですね。
No.22093 Re: 評価法の作成方法 【山里】 2016/08/07(Sun) 07:30
ご回答ありがとうございます。
可能であれば,重回帰式ではなく以下のような評価シートを作成したいのですが難しいでしょうか?20点 10点 0点 歩行時間 5秒以下 10秒以下 10秒以上 歩行距離 300m 200m 100m 意欲 あり なし ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・→合計点数80点以上 歩行生活に支障なし
50点以上 一部介助が必要
40点以下 歩行困難
かなり見にくいですし,例えなのでざっくりですがこのようなチェックしていくことで点数化される評価表を作成したいです。そのために,上記の例で説明しますと,歩行時間を何秒以下なら何点と採点させるかなどはどのように決めるべきでしょうか。
ややこしい質問で申し訳ありませんが,宜しくお願い致します。
No.22094 Re: 評価法の作成方法 【青木繁伸】 2016/08/07(Sun) 10:06
重回帰分析の評価を簡単にしたいということであれば,ノモグラムにするとそれほど精度を落とすこともないのでは?
ノモグラムの例は
http://www.dynacom.co.jp/tech/tech_column/tech003.html
な どを見ると作り方がわかるでしょう。そのページはロジスティック回帰についてですが,そのページの Linear Predictor が,重回帰分析では予測値になります。各項目の測定値に対応するポイントの求め方,ポイントの合計値から予測値を求める方法は,説明の通りです。
No.22095 Re: 評価法の作成方法 【山里】 2016/08/08(Mon) 17:14
青木先生
ご回答ありがとうございます。
ノモグラフというのは知らなかったため,非常に勉強になりました。
しかしながら,ノモグラフというのが私の領域では馴染みがないため,例えば参考ページでいいますとage10〜19=8点,20〜29=20点…というように中央値をポイント化し,質問No.22093のような評価表を作成するのは無理がありますでしょうか?
評価表を作成したいばかりに質問ばかりして大変申し訳ありません。
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