No.22084 Re: 重回帰分析の従属変数の正規性について 【青木繁伸】 2016/07/28(Thu) 09:21
従属変数は正規分布する必要はありません。たとえば,ロジスティック回帰の場合,従属変数は二項分布(0/1の二 値データ)です。このように,従属変数が二値データの場合には普通の重回帰分析は適用できません。また,y = ax^b のような場合は,たとえ x が正規分布でも,y は正規分布しませんね。両辺の対数をとって,log(y)=log(a)+b*log(x) のようにすれば,直線回帰(重回帰)に持ち込めます(もっとも,これも,非線形回帰を行う方がよいですけど)。
独立変数も正規分布する必要はないです。たとえば,ダミー変数(これも 0/1 の二値データ)など,正規分布するわけでもないし,データから検量線を引くような場合(単回帰...重回帰に発展)にも独立変数は任意に選ばれた(きれいな整数値)ですしね。
変数変換をするときは,闇雲にやるのではなく理論的根拠に従うべきです。
従属変数と独立変数の間に理論式(のようなもの)があるなら,非線形回帰を試みるのも一法でしょう。
No.22087 Re: 重回帰分析の従属変数の正規性について 【睡眠専門医】 2016/07/29(Fri) 03:11
ご教示いただきありがとうございました。
変数変換はやみくもに行うべきではないのですね。
非線形回帰についても勉強させていただきます。
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