No.22069 多重クロス表(参加者内計画をふくむ)について  【ふくしま】 2016/07/12(Tue) 20:07

初めて投稿させていただきます。
参加者内計画を含む多重クロス表の分析方法について質問させていただきます。
2011 年にも似たような質問をされていた方がいらっしゃいましたが(お家のマークより,URLをご参照ください),添付させていただいた図のような多重クロス表 分析には,階層対数線形分析を使えば良いのではないかと指導教員の指摘を受けましたので,階層対数線形分析で分析ができないか,もしご存知の方がいらっ しゃればご教授願えますでしょうか。それとも,以前の質問に対するご回答にあったように,やはり分散分析を用いたほうが良いのでしょうか?

実 験デザインは,手がかりの有無(手がかりあり vs. 手がかりなし:参加者間計画)× 刺激呈示方法の種類(A vs.B:参加者間計画)× 試行の繰り返し(1回/2回:参加者内計画)の3要因混合計画です。数値はそれぞれの試行で「誤答」,「正棄却」,「わから ない」反応をした人数です。

すべての独立変数が参加者間計画である場合の分析方法はわかったのですが,対数線形分析では参加者間計画を前提とした分析手法しか見当たらず,参加者内要因を含む分析手法について参考にできるものがありませんでしたので,こちらに質問させていただきました。

拙い説明で申し訳有りませんが,不十分な点は捕捉させていただきますので,どうぞ宜しくお願い致します。


No.22073 Re: 多重クロス表(参加者内計画をふくむ)について  【鈴木康弘】 2016/07/14(Thu) 07:16

 頼りにならない意見ですが..

 分散分析はできないんじゃないでしょうか。
 引用された発言では「高い」「低い」の2値を0,1と見なして分散分析ができたわけですが,ふくしまさんの反応は「誤答」「正棄却」「わからない」の3つあるので。

 対数線形モデルのことはなおさらわからないのですが..

 階層対数線形混合モデルというのがあればいいんでしょうけれど。
 参加者内計画を参加者間計画と強引にみなして,階層対数線形分析をして有意であれば
参加者内計画でも有意であると言っていいんじゃないでしょうか。

No.22074 Re: 多重クロス表(参加者内計画をふくむ)について  【ふくしま】 2016/07/14(Thu) 13:06

鈴木様

ご意見をありがとうございます。
なるほど,参加者内計画を参加者間計画とみなして分析してみるというのは,試みたことがなかったなのでやってみたいと思います。

もう一つ追加でご意見をいただけるとありがたいのですが,今回の参加者内要因である「試行の繰り返し(1回/2回)」の効果は表を見る限り,ないだろうと推測しています。
そ こで,すべての条件(手がかりあり×呈示方法A,手がかりなし×呈示方法A.手がかりあり×呈示方法B,手がかりなし×呈示方法B.の4条件)で「試行の 繰り返しによる効果はない→判断を試行間で変える人は,変えない人よりも少ない」ということを何らかの方法で示したうえで(判断を2試行間で変えた人数 と,変えなかった人数に対して比率の差の検定をしてみる・・とかでしょうか),「手がかりの有無」× 「刺激呈示方法の種類」(2×2)の参加者間要因のみの分析にしてしまうというのは,やはり分析上問題でしょうか?乱暴な方法だとは承知しているのです が・・

追加で申し訳有りませんが。ご意見をいただけると幸甚です。
どうぞ宜しくお願い致します。

No.22075 Re: 多重クロス表(参加者内計画をふくむ)について  【鈴木康弘】 2016/07/15(Fri) 07:11

 データを1回目のだけにするなら,それでよいと思います。
同じ人に2回やってデータを増やしました,というのは反則でしょうね。

No.22076 Re: 多重クロス表(参加者内計画をふくむ)について  【ふくしま】 2016/07/15(Fri) 13:12

鈴木様

早速のご回答ありがとうございました。
階層対数線形分析ですべての変数を参加者間としてみなして分析してみたところ,やはり繰り返しの効果は最終モデルに含まれませんでした。

繰り返しの効果を潰して,「手がかりの有無」× 「刺激呈示方法の種類」(2×2) の分析を1回目,2回目それぞれで行うかどうか,それとも1回目だけ(あるいは2回目だけ)のデータに行うか,分析方法の妥当性も含めて,再度指導教員と相談してみたいと思います。

匙を投げられることが多かったので,聞いていただき大変助かりました。
ありがとうございました。

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