No.22068 Re: 多重ロジスティックの解析について 【青木繁伸】 2016/07/12(Tue) 09:00
この掲示板にも,何回となく繰り返し出てきています。
医学系学会誌に投稿されている論文でお手本のように採用されている「単変量ロジスティック回帰分析で有意な変数を選んで,それらを使って多重ロジスティック回帰分析をする」とうやりかたは,大間違いです。
単変量ロジスティック回帰分析の代わりに,「2群間比較を行い,有意差を認めた変数」はもっと悪い(分析手法が一貫していない)。
根拠?
多変量解析は,分析に用いた変数セットの中での結果である。単変量解析の結果を積み上げても,多変量解析の結果にはならない(だって,単変量解析で済むなら,多変量解析は不要でしょ)
たとえば,「2 群で平均値が全く同じである変数は判別に役立つだろうか。」の答えは,
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Discriminant/ans2.html
> 二人とも指導教官であり
困ったものです。片方の人は,指導教員の資格なしですね。もう一方も,自分の方が正しいと相手を説得できないのかな?
No.22070 Re: 多重ロジスティックの解析について 【安達】 2016/07/12(Tue) 20:28
早速のご回答ありがとうございます。
自分なりにも調べ,多重ロジスティックを行うにあたり,いきなり関係しそうな因子を独立変数として投入しても問題ないと確信できました。
あと一点ご質問です。多重共線性に関しましては,多重ロジスティクの中で自動で処理されているため,改めて何か確認であったりする事は必要ないのでしょうか?医学論文では当たり前のようにこちらで除外などの処理をしており,行う事が正解なのか分からなくなりまして…
ご教授宜しくお願い致します。
No.22071 Re: 多重ロジスティックの解析について 【青木繁伸】 2016/07/13(Wed) 06:09
> 多重ロジスティクの中で自動で処理されているため
適切な分析プログラムでは「完全な多重共線性」の場合は,問題のある変数を除去してくれますが,そこまでに至らない場合には自動処理はされません。
結果を見て,正しい判断を下す必要があるでしょう。
No.22072 Re: 多重ロジスティックの解析について 【安達】 2016/07/13(Wed) 06:34
ご回答頂き,ありがとうございました。
先生のおかげですっきりする事ができました。
今後とも宜しくお願い致します。
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