No.21720 Wilksのラムダの検定(Fかカイ二乗か)  【あーる】 2015/07/04(Sat) 01:47

いつもお世話になっております。

青木先生のRを使って,独学で統計分析をして論文を書いている者です。

今回,判別分析(2 群の判別の場合,n1=100, n2=100(計n=200),変数11個)で得られた結果について,Rの出力(ウィルクスのΛ:0.25,等価なF値:50.9,自由度:(11,188),P値:<0.001)を使って論文を投稿したところ,以下の査読がきました。

コメント1:関数のchi-square と対応するp値をだすように
コメント2:structure matrixをだすように

どちらもSPSSの出力では標準で出てくるようなのですが,青木先生のRを使っても上記の結果は出てこないため,自分で計算できないものかと考えております。

お伺いしたいのは以下の3点になります。

1.コメント1の「chi-square を求めよ」ということに対して,正準判別分析の説明を参考にBartlett's Vを計算し,カイ二乗検定を行ったのですが,2群の判別分析でも同様の計算でも良いのでしょうか。

2.上記に1に関連して,参考書(Statistical Analysis of Management Data Hubert GATIGNON著)によると,変数が1〜2個の時か,2〜3群のときはF値での検定が良いとあるので,今回F値の方が良いように思うのですが,reviewerに対して,そのように主張した方が良いと思われますでしょうか?(どちらを使ってもP<0.001にはなるのですが,,)

3.コメント2の判別分析でのstructure matrix というのは,SPSSの説明では「判別得点と変数との相関のこと」らしいいうことがわかりましたので,そのように計算したのですが,問題ないでしょうか?Webでいろいろ調べたのですがSPSSの説明以外では見かけない言葉なのですが,通常判別分析では併記すべき情報になるのでしょうか。


調べても調べても自信がもてず,ご教示いただけるようでしたら幸いです。

よろしくお願いいたします。

No.21723 Re: Wilksのラムダの検定(Fかカイ二乗か)  【青木繁伸】 2015/07/06(Mon) 17:46

正準判別分析のプログラムに追加・訂正を施しました。
Wilksのラムダと構造行列の追加,標準化判別係数の訂正。
SPSS の出力と同じになっていると思います。

No.21733 Re: Wilksのラムダの検定(Fかカイ二乗か)  【あーる】 2015/07/10(Fri) 12:29

お世話になります。
追加していただき誠にありがとうございました。
Rのプログラムを確認し,計算方法もわかりました。
本当にありがとうございました。

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