No.17368 2つの事項の相関、関連について  【Football Lover】 2012/08/26(Sun) 23:07

いつもこのサイトで勉強させていただいております。

先日(8/18),使用すべき統計解析法につき,教えていただきありがとうございました。
その関連でもう一点,ご質問がございます。

前 回同様,出血の程度により5群にわけるとします。Group A(出血量100ml未満),Group B(出血量100以上200ml未満),Group C(出血量200ml以上300ml未満),Group D(出血量300ml以上400ml未満),Group E(出血量400ml以上)。
そのときの,心筋梗塞発症の頻度と周術期の平均心拍数>100bpmの頻度が以下のようであったとします。

 Group A Group B Group C Group D Group E
N=300 N=750 N=900 N=500 N=250
心筋梗塞あり(N) N=5 N=15 N=40 N=35 N=35
心拍数>100 (N) N=20 N=55 N=95 N=85 N=65

仮説は,「周術期の平均心拍数が多ければ多い程,心筋梗塞の発症が多い」としております。
こ の場合,「周術期の出血量が多ければ多い程,心筋梗塞の発症が多い」および「周術期の出血が多ければ多い程,平均心拍数>100bpmの頻度が多 い」というのは,先日ご教授いただいたFisher's exact test (extended)あるいはKruskal-Wallis testを使用して有意差ありということがわかりました。

この場合,「周術期平均心拍数>100bpm」と「心筋梗塞発症」の関連 については何か統計学的に証明できるものでしょうか?もちろん,因果関係については何も言うことができないと思いますが,少なくともこの二つの事項に関連 性があるとか,相関するとか,そういうことを証明するにはこのデータだけでは不十分でしょうか?

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 045 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る