No.16914 平均値の差の有意検定法と注意点  【山吉】 2012/05/17(Thu) 08:28

この度はお世話になります.
統計処理について,二つ質問を致します.

1.
A:卵巣摘出(+)+鎮痛薬(+)
B:卵巣摘出(+)+鎮痛薬(−)
C:卵巣摘出(−)+鎮痛薬(+)
D:卵巣摘出(−)+鎮痛薬(−)

A vs B で卵巣を摘出したラットに鎮痛薬を投与し,痛み刺激に対する疼痛閾値の変化を1週毎に4週間(4ポイント,投与前が対照値),観察しています。
C vs Dで卵巣を摘出していないラットに同じ鎮痛薬を投与し,痛み刺激に対する疼痛閾値の変化を1週毎に4週間(4ポイント,投与前が対照値),観察しています。

当然どちらも鎮痛薬を投与した方が疼痛閾値は上昇する(鎮痛効果が出る)のですが,そこで(A‐B)vs(C‐D)で各群の疼痛閾値の平均の差を比較することで,卵巣摘出のある・なしで鎮痛薬の効果に差があることを立証するような統計学的手法はありますでしょうか?

現時点で,鎮痛効果の差をグラフ化したところ,視覚的には「卵巣摘出の有無」によって,その鎮痛薬の有無による「鎮痛効果の平均の差」が経時的に明らかに異なっております.「平均値の差」の有意検定法と処理上の注意点をご教授願います.

2.1.の内容に関して,各群の対照値からの変化率を各ポイントで算出し,「変化率の差」(A‐B) vs( C‐D)の有意検定法について,1.と同様のことをお伺いしたいです.

 以上,御高配のほどよろしくお願い申し上げます.

No.16916 Re: 平均値の差の有意検定法と注意点  【青木繁伸】 2012/05/17(Thu) 10:19

(1)卵巣摘出の有無,(2)鎮痛薬の有無,(3)5時点の三元配置分散分析でしょう。(1),(2) は対応がなくて,(3)は対応があるということです。

No.16918 Re: 平均値の差の有意検定法と注意点  【山吉】 2012/05/17(Thu) 18:59

青木先生,ありがとうございます.
三元配置分散分析を試してみます.

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