No.16834 標準偏回帰係数の比較  【佐々木】 2012/04/26(Thu) 06:56

いつも参考にさせて頂いております.

SPSSで心肺機能に対する年齢や検査指標の影響を線形回帰分析を 行ったところ,二つの新たな検査指標(仮にAとB)が有意との結果を得ました.Aの標準偏回帰係数は0.10で,Bの標準偏回帰係数は0.20だったの で,これよりBがAと比較して心肺機能により強く関連すると結論づけました.しかし論文投稿後,査読者よりBがAより強く関連するという結論に関する統計 学による裏付けはあるかと指摘されました.

私は標準偏回帰係数は単純に数字を比較して,大きいほうが影響が強いことはそのまま言っていいのだと思っていたので,このような指摘に戸惑っております.
標準偏回帰係数の比較に何か手法のようなものはあるのでしょうか?

御教示下されば幸いです.

No.16835 Re: 標準偏回帰係数の比較  【青木繁伸】 2012/04/26(Thu) 07:31

なんでもかんでも「統計学による裏付けはあるか」と質問するのもどうかと思います。
むしろ,「有意との結果を得ました.Aの標準偏回帰係数は0.10で,Bの標準偏回帰係数は0.20」の部分に「実質科学としての有意性があるか」と問う方が先でしょう。有意になったのは,サンプルサイズが大きかっただけじゃないでしょうか?

No.16837 Re: 標準偏回帰係数の比較  【佐々木】 2012/04/26(Thu) 12:04

早速の御教示ありがとうございます.
まったくご指摘の通り,サンプルサイズが大きいことが強みでもあると同時に,実質科学としての有意性についての議論となると思われます.
返答について検討したいと思います.
今後ともよろしくお願い致します.

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