No.16187 学習法の効果の差を検定  【統計苦手の助】 2012/01/09(Mon) 23:01

初めて質問させていただきます。

統計学に明るくない者の質問なので,おかしな点,根本的に間違っている点等がありましたら,ご指摘,ご教授くださいますようお願い致します。

3種類の学習法の効果の差を知るために,このような実験をしました。別々のクラスを3クラス設定し,それぞれで違う種類の学習法を実施しました。測定したデータは学習法実施前に行ったテストの成績と,実施後に行ったテストの成績です。

学習法実施前と実施後のテストの成績を基に,学習法の効果の差を検討したいのですが,この場合,解析法は繰り返しありの二元配置分散分析がもっとも適切なのでしょうか?

1 度目のテストを行った際に,一元配置の分散分析を行い,3群が同質であることは分かっているのですが,それであれば,2度目のテストの成績を同様に一元配 置の分散分析にかけて,そこで3群が同質ではないという結果になれば,学習法に差があったとはいえないのでしょうか?(記述統計上は,3群の平均点の変化 にわずかな違いがあり,それだけを見れば,差はあるように思えます。)

助言をいただけますよう,お願い致します。

No.16188 Re: 学習法の効果の差を検定  【青木繁伸】 2012/01/09(Mon) 23:09

> 1度目のテストを行った際に,一元配置の分散分析を行い,3群が同質であることは分かっているのですが

数学の命題の証明とは違って,「3群が同質である」が“証明”されたのではないですよ。

No.16189 Re: 学習法の効果の差を検定  【統計苦手の助】 2012/01/09(Mon) 23:24

青木先生,早速のご指摘ありがとうございます。

先生がおっしゃるのは,一元配置の分散分析で検定した結果が,0.05水準でp=0.6だった場合,『3群に差があるとは言えない』という表現が正しいということでしょうか?

また,2度目のテストの結果を同様に一元配置の分散分析で検定した結果,p=0.01だったのですが,これは『3群に5%水準で有意差がある』ということでよろしいのでしょうか?

だとすると,この事実をもって,『学習法の効果に差があった』とは言えないのでしょうか?

No.16190 Re: 学習法の効果の差を検定  【青木繁伸】 2012/01/10(Tue) 07:49

文字通り,『3群に差があるとは言えない』ということなので,これをもって,差がないとして,それに基づいて,2度目のテストが『3群に5%水準で有意差がある』ことを,A が真,B が真,よって A,B が真とはいえないでしょうということ。

簡単に言えば,「簡単な方法があるなら,複雑な方法など必要ないでしょう?複雑な方法があるということは,簡単な方法ではだめだからです」ということ。

No.16198 Re: 学習法の効果の差を検定  【統計苦手の助】 2012/01/10(Tue) 22:36

青木先生,ご助言いただきありがとうございました。
繰り返しのある二元配置の分散分析を用いて結果を検討してみます。

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