No.15824 重回帰分析に関する目的変数の考え方  【かとうけん】 2011/11/30(Wed) 21:36

いつも拝見させていただいております。

目的変数が「病気の発生程度」,説明変数が「平均気温」及び「平均湿度」で重回帰分析をやろうとしていました。
「病気の発生程度」は質的データだと思うので,
重回帰分析は適さないのではないかと疑問が浮かんでいます。
本などを見るとダミー変数を用いて数値を割り当て回帰分析をするものも見かけましたが,
今回のケースは以下のとおりで,
病気の発生程度は(無(0),軽(1),中(2),甚(3))で評価して,
1区10個体の3反復で,平均値を算出しているため,
ダミー変数の割り当ては難しいと感じています。

このようなケースでは,発生程度の平均値を量的データとして考えて,
重回帰分析を行っても便宜上構わないのでしょうか?

また,「平均気温」と「平均湿度」には交互作用があると考えられますので,
その点も踏まえていただけるとありがたいと思います。

よろしくお願いします。

No.15827 Re: 重回帰分析に関する目的変数の考え方  【青木繁伸】 2011/11/30(Wed) 22:52

> 1区10個体の3反復で,平均値を算出している

というのも変なデータのまとめです。元のデータをそのまま使うべきでしょう(データ解析の基本は,元のデータ1単位をそのまま使うということ。まとめたり,平均をとったりしてはいけないということ) 

> 病気の発生程度は(無(0),軽(1),中(2),甚(3))で評価

これだけの情報だと,多項ロジスティック回帰。

> 1区10個体の3反復で,平均値を算出しているため,

というのを,「元のデータ1単位をそのまま使う」という原則に立って,どのようにデータ解析に進めるかと言うことでしょう(書かれている状況では,分かりかねる)

No.15833 Re: 重回帰分析に関する目的変数の考え方  【かとうけん】 2011/12/01(Thu) 12:39

回答していただきありがとうございます。

>> 1区10個体の3反復で,平均値を算出している
>というのも変なデータのまとめです。元のデータをそのまま使うべきでしょう。

書き方が悪かったかもしれません。申し訳ありません。

1.5種類の環境条件を処理区とする。1種類の処理区につき3回の反復をとる。
2.1処理区につき10個体飼育して,1個体ずつ病気の発生程度を評価し,平均をとる。
3.1種類の処理区につき(10個体の平均)×3得られ,データ解析する。

私の分野だと,元のデータをそのまま使わずにデータ解析をすることが多いです。
病気の発生程度のような質的データは普段使わないので,
解析に苦労しております。

No.15834 Re: 重回帰分析に関する目的変数の考え方  【青木繁伸】 2011/12/01(Thu) 13:49

> 1個体ずつ病気の発生程度を評価し,平均をとる。

> 発生程度は(無(0),軽(1),中(2),甚(3))

だとすれば,発生程度の平均はとれないでしょう。(順序尺度データには平均はない)

No.15836 Re: 重回帰分析に関する目的変数の考え方  【かとうけん】 2011/12/01(Thu) 14:18

>だとすれば,発生程度の平均はとれないでしょう。(順序尺度データには平均はない)
やはりそうですか。例外的に取り扱うことがあればと思ったのですが。
お忙しい中,ご教授していただきありがとうございました。

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