No.15398 検定手法について  【YH】 2011/09/28(Wed) 12:00

はじめまして。
統計の検定手法に何を使用すればいいのか迷っています。

現在大学院で動物に薬剤A,薬剤B,薬剤A+Bを摂取させて,その効果を判定するという実験をしています。また,なにも投与しない対照群を含めた計4群で行っています。
 効果の判定を行うに当たり,使用するデータは連続変数です。また,この実験の前に薬剤AとBそれぞれ単独で量反応関係の解析(低濃度と高濃度)は行っています。今回は相互作用をみるということで混合曝露を目的としています。

個人的には,単純に全群のTuckey検定を考えていましたが,他の方から
・薬剤Aと薬剤Bの比較は必要ないこと
・薬剤Aと薬剤Bは薬効作用部位が全く異なる
という点から同時に検定するのではなく,別個に検定(2群間検定)すべきではと指摘されました。しかし,その場合検定をしすぎてしまうことによるエラーが出ると思います。
そのため,多群間解析となるとBonferroni 法を用いた方がいいのでしょうか。
Bonferroni法を用いた場合,対照群,A,B,A+Bという4群のうち,必要がないのはAとBの比較のみになり,5回検定を行うことになってしまします。
Bonferroni 法は検定回数が増えると検出力が落ちるため,この手法で検定すべきなのか疑問を持っています。
これ以外に何か良い検定手法などは存在するのか,教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

No.15404 Re: 検定手法について  【後医は名医】 2011/09/28(Wed) 21:28

別にTukey検定でもかまわないと思います。ただし,検定に必要ない対比較もしますので検出力がおちる可能性はありますが,
>Bonferroni 法は検定回数が増えると検出力が落ちるため,この手法で検定すべきなのか疑問を持っています。

という恐れをいだいているなら,Tukeyでもよいでしょう。Bonferroniで5回,Tukeyでは4C2=6回ですので,検定回数はあまり変わらないので,データにもよりますが,Tukeyの方が有意差はでやすいと思います。

No.15406 Re: 検定手法について  【太郎】 2011/09/29(Thu) 09:11

検出力を高めたいのなら,REGWQやペリの方法などもありますが。
「統計的多重比較法の基礎(サイエンティスト社)」が参考になると思います。

No.15407 Re: 検定手法について  【YH】 2011/09/29(Thu) 09:14

ご指摘ありがとうございます。
Tukey検定で行いたいと思います。
ありがとうございました。

No.15408 Re: 検定手法について  【YH】 2011/09/29(Thu) 09:17

太郎様 ご指摘ありがとうございます。
参考図書の紹介ありがとうございます。

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