No.14975 順序尺度と連続尺度  【YS】 2011/07/16(Sat) 00:25

ある疾患の治療判定についての統計を考えています。
Aという方法(たとえばレントゲン)での評価(優,良,可,不可の4段階という順序尺度)とBという方法(たとえば身体所見)での評価をを同様に4段階として,AB各々がCというスコア(連続変数)と相関するかどうかを検討したいと考えております。

つまり,独立変数が順序尺度で,従属変数が連続尺度となります。
どのような統計手法を用いたらよいでしょうか。
よろしくお願いいたします。

こういった場合,今まではABの数値を連続尺度として検討しました,と明記してSpearmanの相関係数を求めたりしていたのですが,それはよくないのではないかと思い投稿しています。
統計ソフトはJMPを使用しています。SPSSも使用が可能となりました。
どうぞよろしくお願いいたします。

データを添付いたします。
症例  A法   B法   Cスコア 
2 4 2 0
6 2 3 19.3
8 4 2 0
9 2 3 23.8
10 3 1 6.8
11 2 1 0
12 1 2 0
15 3 3 34
18 3 2 0
21 2 3 0
22 4 4 2.2
23 3 3 17
25 4 4 6.8
28 2 1 43.1
34 4 4 2.2
35 3 4 6.8
36 4 4 8.5

No.14976 Re: 順序尺度と連続尺度  【青木繁伸】 2011/07/16(Sat) 08:24

> 今まではABの数値を連続尺度として検討しました,と明記してSpearmanの相関係数を求めたりしていたのですが,それはよくないのではないかと思い投稿しています。

Spearman の順位相関計数は順序尺度に対してのものですから,何の問題もないでしょう。あなたが「ABの数値を連続尺度として」扱ったつもりでも,実際には順序尺度として扱われるだけです。Cスコアだって,連続変数ではあっても,順序尺度として扱われる。
なお,二つの変数の水準が違う場合には,より低い水準に合わせて分析法を選びます(今回の場合にはスピアマンの順位相関計数,つまり順序尺度変数として扱うわけです)。

No.14977 Re: 順序尺度と連続尺度  【YS】 2011/07/16(Sat) 09:18

青木先生

 さっそくご連絡いただきありがとうございます。
勉強になりました。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 044 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る