No.14964 Re: repeated measure ANOVAを用いた統計について 【star】 2011/07/14(Thu) 14:12
> 4週目だけを取り出して有意差を論じるのは間違いなのでしょうか。
間違いだと思います。
> このように薬剤効果が発揮されるのに時間がかかる場合,,,
追跡期間を1,2,3か月,,,としては如何でしょうか?
No.14972 Re: repeated measure ANOVAを用いた統計について 【太郎】 2011/07/15(Fri) 09:10
実験全体の有意性を検討する必要がなければrepeated measure ANOVAを使う必要はないでしょう。
ただし,検定を4回繰り返すので有意水準を調整すればt-testでもよいと思います。
No.14973 Re: repeated measure ANOVAを用いた統計について 【kai】 2011/07/15(Fri) 10:51
何の有意性を確認するかで解析方法がかわります.
4週間後の差を確認することに主眼を置くならその時点での差の比較を行えばよいし,時間の経過で差が開いていくことを示したいならrepeated measure ANOVAで薬剤(群)と時間との交互作用を確認すべきです.
あとこの実験にはプロトコールがないのでしょうか?
もしないとしたら,探索的な解析を色々行うことになるのであまり厳密に多重性を考えなくてもいいように思います(これは私見ですが)
No.14974 Re: repeated measure ANOVAを用いた統計について 【なか】 2011/07/15(Fri) 15:15
皆様回答を頂き誠にありがとうございます。
Star様
やはりrepeated measeure ANOVAで有意差がない以上ある時点のみの比較は間違いなのですね。実験はすでに終了してしまっており,4週間以降のデータはないのですが,実験期間をもう少し長く設定するべきであったと反省しております。
太郎様
同 様の研究の論文でrepeated measure ANOVAを使用していたため,私も同様の解析を行ったのですが,t-testを繰り返す方法も間違いではないのですね。ちなみに有意水準の調整とは,検 定を4回繰り返すのであればP<0.05からP<0.05/4≒0.01のようにすればよいのでしょうか。
kai様
最終的に薬剤が効いたかどうかに着目すれば,4週目のみでの差のみを論じるということは可能なのですね。4週目のみの比較のグラフに変更するといった方法も検討してみたいと思います。
皆様の意見をまとめると,
・repeated measure ANOVAを用いた場合は,実験全体での有意差を論じることになり,それで有意差がない場合には個別の時点についての有意差は論じられない。
・このような研究であっても,必ずしもrepated measure ANOVAを使わなければいけないわけではなく,着眼点によっては各時点におけるt-testによる比較もかならずしも間違いではない。
という理解でよろしいでしょうか。ご意見を参考に解析方法を検討したいと思います。
誠にありがとうございました。
No.14983 Re: repeated measure ANOVAを用いた統計について 【太郎】 2011/07/19(Tue) 08:53
>検定を4回繰り返すのであればP<0.05からP<0.05/4≒0.01のようにすればよいのでしょうか
それでOKです。それと投与群が非投与群より数値が高くなるということが,実験を始める前から予見できるような場合には,片側t検定も可能です。
この場合でも有意水準の調整法は同じです。
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