No.14793 多重性の免除  【しま】 2011/06/22(Wed) 12:24

初めまして。全くの素人です。
先日,学会で「複数の検定を繰り返しても多重比較を用いなくてよい場合がある」とききました。
例えば,対照群,A薬剤群,B薬剤群の比較ならば,多重検定だが,対照群,A薬剤群,A薬剤群+B薬剤群の場合,t検定を繰り返してよいという話でした。
本当でしょうか?

No.14797 Re: 多重性の免除  【TY】 2011/06/22(Wed) 22:20

たぶん,比較の仕方を変えていると思います。

有意水準をボンフェローニまたはそれに類する方法で 調整するのは,シングルステップの場合です。検定を一つずつしているようですが,どの検定も同時に評価しています。一方,検定の順番を決めておいて,Aが 棄却できた場合のみBの検定を実施する,のようにする場合は,有意水準の調整はいらなくなります。Bの検定はAが棄却されない限り実施されませんので。
なお,検定の順番を事前には決めないで,結果として差の大きかった方から検定して行く場合は,ステップごとの検定でも同時の評価になっていますので,調整が必要になります。

No.14798 Re: 多重性の免除  【kai】 2011/06/22(Wed) 23:16

閉検定の手順(closed test procedure)を使用しているのではないでしょうか?
この手順の場合,有意水準を調整しないくても複数の比較を繰り返せる場合があります.

No.14808 Re: 多重性の免除  【しま】 2011/06/23(Thu) 12:38

皆様,教えた頂きありがとうございました。
いろんな方法があるのですね。
未知の単語がいくつか出てきましたので,文献やインターネットでしっかり勉強したいと思います。

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