No.14637 Correlation Coefficient  【ごん】 2011/05/13(Fri) 23:19

いつも丁寧なご指導をいただき誠に有難うございます。

相関係数には,主に,Pearson, Kendall, Spearman があると思いますが,それぞれの大きな違いは何なのでしょうか。何を観点に使い分けをすればよいのでしょうか。

また,SPSSにおいて入力を行う際は,Pearson においては,「値を入力する」,一方,Kendall や Spearman は,「順位を入力する」,その後に相関係数を出すという手順で良いのでしょうか。

たとえば,データが,以下の場合,Pearson ならば,この値のままSPSSに入力をし,計算をすればよいのでしょうか?
         評価者                        
       A  B  C  D  E
評価者1   35 40 20 58 22
評価者2   38 55 15 53 28 
評価者3 33 52 22 50 19

         評価者
       A  B  C  D  E
評価者1   3 2 5 1 4
評価者2   3 1 5 2 4 
評価者3 3 1 4 2 5
一方,Kendall, Spearman を使う際は,上記のように値をいったん順位に直してSPSSに入力をし計算をさせるのでしょうか。

どうぞご教授くださいませ。

No.14639 Re: Correlation Coefficient  【青木繁伸】 2011/05/14(Sat) 09:10

ピアソンの積率相関係数
 間隔尺度,比尺度データの相関をみる。
 直線相関をみる。
 外れ値に敏感。
スピアマンの順位相関計数,ケンドールの順位相関計数
 順序尺度,間隔尺度,比尺度データの相関をみる。
  間隔尺度,比尺度のデータの場合は元のデータの順位について相関をみる。
  スピアマンの順位相関計数は,順位をデータとしてピアソンの積率相関係数を計算したものと同じ値になる。
  ケンドールの順位相関計数は,データの大きさの順序の一致と不一致の数を計算し,一致率として定義される。
 直線相関だけではない。たとえば,単調非減少(非増加)の場合は相関係数が1になる。
 外れ値の影響を受けにくい。
まあ,そんなところで。

> Kendall, Spearman を使う際は,上記のように値をいったん順位に直してSPSSに入力をし計算をさせるのでしょうか

そんな必要はありません。元のデータそのままを使えばよいのです。

No.14641 Re: Correlation Coefficient  【ごん】 2011/05/14(Sat) 11:17

早速お返事をいただきまして本当に有難うございます。
実に迅速な回答を常にしていただき感激しております(私の質問があまりに初歩的なものなので恐縮しきりです)。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

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