No.14591 一般化可能性係数について 【波音】 2011/05/04(Wed) 14:00
「一般化可能性理論」について勉強しているところなのですが,この論文(佐々木・村木「口頭発表の評価における信頼性 : 一般化可能性理論を用いて」):
http://ir.library.tohoku.ac.jp/re/bitstream/10097/40964/1/KJ00005130734.pdf
の3ページに出てくる式(6)によって一般化可能性係数が計算できるとあります。
この式(6)には2ページに出てくる式(3)と式(5)が用いられています。
それで,この論文に限らず多くの論文やwebページの解説で「n_jとn_kを変化させることで一般化可能性係数がどのように変化するかをシミュレートすることができる」と書かれています(この論文でいえば図1がそれにあたります)。
しかし,この式(6);それに使われている式(3)と式(5)を見てみる限りではn_jとn_kの値を変化させても一般化可能性係数の値は変わらないのではないでしょうか?
式(3)でも式(5)でも同じ n_j*n_k で割っているのだから,これらの値を変化させても式(6)のEρ^2の値だって変わらないと思うのですが・・・
No.14592 Re: 一般化可能性係数について 【青木繁伸】 2011/05/04(Wed) 17:33
元の論文は数式の書き方の基本ができていない(/ni nj は /(ni nj) と書くのは常識でしょう。査読者もうっかりしたものです)ので,その他の所も疑わしい気がします。
http://home.att.ne.jp/banana/yamanishi/JACET05.html
に実際の計算例が示されているようなのですけど,これでいかがでしょうか?
No.14594 Re: 一般化可能性係数について 【波音】 2011/05/04(Wed) 21:15
早速の回答ありがとうございました。
提示していただいたwebページの数式のまま計算してみたら大丈夫でした。
改めて元の論文の数式を見直して計算してみましたが,やっぱりどこか違う(誤りがある)ようです(^_^;)
とりあえず計算は正しくできてシミュレーションもできたので,元の論文の数式の間違っている部分は後で時間のあるときに考えてみます。
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