No.14546 Rで対応のある2群t検定の等分散性  【初心者】 2011/04/24(Sun) 18:25

Rのt検定でpaired=Tを指定すると,var.equalは仮定してもしなくても同じ検定をして,同じ結果を返しますが,これはRの仕様でしょうか。
> t.test(x, y, paired=TRUE, var.equal=FALSE)
> t.test(x, y, paired=TRUE, var.equal=TRUE)
なお,paired=FALSE の場合は var.equal の仮定で差がでます。
ち なみに,t 検定の場合は等分散性の事前検定をすべきではなく,Welch の修正でやるべきという青木先生のご指摘がありますが,paired=TRUE の場合は,等分散性を仮定しなくとも,R の結果に Paired t-test と出ます。paired=TRUE 対応ありでは,Welch 修正を使うことはできないのでしょうか。

No.14547 Re: Rで対応のある2群t検定の等分散性  【TY】 2011/04/25(Mon) 16:03

対応ある検定の場合は,2群の分散を併合するのではなくて,差をとってから,その分散を計算するから,調整しないのではないかと思いますが。

No.14552 Re: Rで対応のある2群t検定の等分散性  【青木繁伸】 2011/04/26(Tue) 16:48

R の仕様でも何でもありません。そもそも,対応のある平均値の差の検定において,2群の等分散性など要求されていません(統計学の教科書で確認してください)。
R のオンラインヘルプには詳しく書かれていませんけど,プログラムを読めば,対応のある平均値の差の検定の場合には,var.equal が TRUE であろうと FALSE であろうと無関係ということが分かります。

No.14561 Re: Rで対応のある2群t検定の等分散性  【初心者】 2011/04/27(Wed) 09:13

分かりました。どうもありがとうございました。

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