No.14528 この様な検定に意味はない?  【1教員】 2011/04/16(Sat) 21:02

あまりに初歩的な質問なのですが,お教えください。

「昨年の新入生89人のうちPCの保有者が75人で,今年の新入生では106人のうち95人でした」というような,アンケート調査を10数項目に渡って行ったのですが,

 これを報告書にする際に,ある先輩は有意差検定を行って報告すべきと言い,ある先輩は調査対象がまったく違うのだから差が出るのは当たり前で,検定の意味はないと言い,間に入って困っています。

 さらに,「去年より今年の方が保有率は増加した。」という表現は追跡調査ではないので使用すべきではないのでしょうか。

 統計的知識に乏しく難渋しています。どうかよろしくお願いします。

No.14529 Re: この様な検定に意味はない?  【青木繁伸】 2011/04/17(Sun) 21:03

> ある先輩は調査対象がまったく違うのだから差が出るのは当たり前で,検定の意味はないと言い

同じ対象しか比較できないというのも窮屈な話で,逆に,対象が同じだったら差がないのは当たり前なのだから差を見るのは意味がないということになりますよね。

母集団が,貴方の学校区の新入生で,今年と去年で差があるかを見るのは別におかしなことではないでしょう。

> 「去年より今年の方が保有率は増加した。」という表現は追跡調査ではないので使用すべきではないのでしょうか

去年と今年の間になにか保有率を変えるような施策などがあった場合,その効果を見るためには,去年と今年の保有率に有意な差があるかどうか(独立二標本の比率の差の検定)が重要な判断ポイントになると思いますよね。

同 じ対象者,つまり去年の1年生時点での保有率と今年の2年生時点での保有率を比較することもできますよ(対応のある比率の差の検定)。でも,それは去年と 今年の間にあったことの意味を見るというよりは,1年次から2年次までに追加されるものがどれくらいあるかということをみることになり,若干違うかも知れ ませんね。

No.14530 ありがとうございます。  【1教員】 2011/04/17(Sun) 23:29

検定することに意味があること,理解できました。何とか説明もできると思います。検定の方法は「独立二標本の比率の差の検定」で・・・。勉強してみます。
ありがとうございました。またわからないことがあれば質問させていただきます。

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